サッカー

【カゼミーロ物語】母子家庭で厳しい生活を送った幼少期。レアルで欠かせない選手になるまでの道のりをご紹介

今回はレアルマドリード中盤の要・カゼミーロの生い立ちを紹介していきます。

カゼミーロについてですが実は幼少期に母子家庭で育っています同じブラジル代表のガブリエル・ジェズスが母子家庭という話は有名な話ですが、カゼミーロも厳しい環境で育っていたみたいです。
そこでこの記事ではカゼミーロの幼少期を振り返りつつ、ついでにキャリアの方も紹介していこうと思います。

カゼミーロのプロフィール

名前:カルロス・エンリケ・ジョゼ・フランシスコ・ヴェナンシオ・カジミーロ

生年月日:1992年2月23日

国籍:ブラジル&スペイン

チーム:レアル・マドリード

身長:184cm

体重:80kg

利き足:右

ポジション:ミットフィルダー

カゼミーロは1992年生まれの現在(2019年)27歳です。国籍はブラジルとスペインの2つを持ち、在籍しているチームはレアル・マドリードです。そのレアルマドリードでは守備的ミットフィルダーとして欠かせない存在となっています。

プロフィールを簡単に紹介したところで、ここからはカゼミーロの生い立ちを「幼少期」「プロキャリア」に分けて紹介していきます。
それではまず「幼少期」から見ていきましょう。


幼少期

カゼミーロは1992年にブラジルのサンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポスという地域で生まれ育ちました。
ちなみにサン・ジョゼ・ドス・カンポスという地域は、世界的知名度を誇る航空機製造メーカーのエンブラエル社やブラジル国立宇宙研究所など、工業や研究の分野において重要な都市なのだそうです。

このような地域で育ったカゼミーロですが、幼少期の頃は非常に厳しい生活を送っていたようです。アイルランドのスポーツメディア『SportsNewsIRELAND』でカゼミーロは当時の状況についてこう振り返っています。

ブラジルでの僕の幼少期は、非常に厳しいもので、そしてとても難しかったんだ。

僕は母親を非常に誇りに思っている。彼女が自分のことをどう見ているかを気にしているし、母のことをいつも慮っている。

父親は、僕が3~4歳の時に我々から離れていったんだ。母親は清掃員で、あらゆる家で毎日働いていた。

僕がサッカーをプレーできたのは、母親がいつも働いてくれたからだ。それだけが理由なんだ。

いつも友人の家に泊まらなくてはならなかった。我々は車も何もなかったからね。さもなければ、チームの試合にいくこともできなかった。

近所は少し荒れてはいたけど、謙虚だったよ。母が借りた4部屋のアパート、キッチンとバスルームがある部屋で、我々はとても幸せだった。

僕は最初に受け取った給料で彼女に家を買ったんだ。それをよく覚えている。

彼女は、僕にただサッカーを楽しんでもらいたいとだけ思っていた。しかし、僕は彼女を助けたかったんだ。明らかにね。

幼少期についてはカゼミーロの語った内容が全てです。
このエピソードからも読み取れるようにカゼミーロも彼の母親も苦しい思いをたくさんしたと思います。このような状況でサッカーを続けながら彼はこう思っていたでしょう。

絶対プロになってお母さんを楽にさせたい!

そんな中、カゼミーロは地元のクラブであるサンパウロFCのユースで順調にステップアップし、2010年には念願のトップチームデビューを飾りますちなみにトップチームでのデビュー戦は7月25日のサントスFC戦でこの試合ではフルタイム出場を果たしています。

エピソードにもある通り、このシーズンに初めて受け取った給料で母親に家をプレゼントしてあげたのだと思います。お母さんも子供が給料を受け取れるようになって少しは荷が下りたでしょう。


プロキャリア


プロキャリアをスタートさせたサンパウロFCでは2010年から2013年まで在籍し、約2シーズン半プレーします。特に2011シーズン、2012シーズンは主力として多くの試合で起用されます。2011年は19歳ながらシーズンを通して40試合に出場し6ゴールを記録、2012年はシーズンを通して50試合に出場し3ゴールを記録します。

この活躍がスペインの強豪レアルマドリードの目に留まり、2012-13シーズンの冬の移籍市場でレアルマドリードにレンタル移籍での加入が決まります
加入当初はセカンドチームのレアルマドリード・カスティージャでのプレーがほとんどでした。ただ、このシーズンにはトップチームデビューもしていて4月20日のレアルベティス戦でフルタイム出場を果たしています。
レアルマドリードはカゼミーロのプレーを高く評価し、2012-13シーズン終了後には600万ユーロでサンパウロFCからカゼミーロを買い取っています。

2013-14シーズンにはアンチェロッティ監督のもとで25試合に出場します。途中出場や途中交代の試合がほとんどだったものの、当時22歳だったカゼミーロにとって大きな経験だったと思います。

レアルマドリードで一定の出場機会を得た後、2014年7月にはFCポルトに買取オプション付きのレンタル移籍が決まります。ちなみにレアルマドリードとFCポルトの間ではレアルマドリードが買い戻せるオプションもついていました。

2014-15シーズンにはFCポルトで41試合に出場し4ゴールをあげます。この活躍を受け、2015年5月28日にはFCポルトが買取オプションの行使を発表。しかし、その後レアルマドリードは買い戻しオプションを行使し、2015-16シーズンはレアルマドリードに復帰を果たします

2015-16シーズンは復帰初年度ながら35試合に出場し1ゴールをマーク。このシーズンは前半までラファエル・ベニテス監督が指揮をとっていましたが、2016年1月に解任されその後ジネディーヌ・ジダンが監督に就任します。ジダン監督就任後、数試合は信頼を掴めずにいましたが、15-16シーズン第27節のレバンテ戦からコンスタントに出場機会を与えられるようになります。

 

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その後はみなさんもご存知の通り、CL連覇など3シーズンにわたりレアルマドリードの中盤の要として活躍を収めています。


まとめ

カゼミーロ物語、いかがでしたでしょうか。
今やレアルマドリードで必要不可欠な存在となったカゼミーロですが、幼少期は母子家庭で育ち、厳しい生活を送っていました。そのため母親への思いは非常に強く、「母親を楽にさせてあげたい」という気持ちがカゼミーロを強くした部分もあると思います。
現在は27歳(2019年5月時点)ということでこれからの活躍が期待される選手でもあります。今後はレアルマドリードを引っ張っていくような選手になると思いますので、この先も目が離せません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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