今回は2019年夏の移籍市場でマンチェスター・シティへの移籍が決定したロドリ選手についての特集記事です。
ロドリの生い立ちやプレースタイルについて解説していきますので、気になる方はチェックしてみてください。
それでは早速、ロドリのプロフィールから確認していきます。
ロドリのプロフィール
名前:ロドリゴ・エルナンデス・カスカンテ
生年月日:1996年6月22日
国籍:スペイン
チーム:アトレティコ・マドリード
身長:190cm
体重:78kg
利き足:右
1996年生まれの22歳(2019年5月時点)とまだ若手のプレイヤーです。
ロドリに対する周囲の期待値はかなり大きく、セルヒオ・ブスケツの後継者とも言われています。
ちなみにセルヒオ・ブスケツは身長189cm、体重76kgとロドリとほぼ同じ体型で何か通づるものを感じます。
そんなロドリは2019年7月にアトレティコ・マドリードからマンチェスター・シティへの移籍が決まり、ペップ・グアルディオラ監督のもとで今後さらなる活躍が期待される選手です。
ロドリの生い立ち&プロキャリア
ロドリゴ・エルナンデス・カスカンテ、通称ロドリはスペインのマドリードで生まれ育った選手です。
ロドリは2007年にアトレティコマドリードのユースチームに加入します。
そこから2013年までの約7年間をアトレティコマドリードのユースチームで過ごしましたが、2013年に「このチームでやっていくには体力が足りない」という理由でアトレティコ・マドリードのユースチームから追い出されます。
その後ロドリは活動の拠点を移すこととなり、ビジャレアルのユースチームへ加入(2013年)します。
ビジャレアルの下部組織では順調にステップアップを続け、2015年2月7日(当時18歳)にロドリはビジャレアルBでスペイン3部リーグでデビューを果たします。
そして翌シーズン(2015-16)にはBチームで34試合に出場し、2015年12月にトップチームデビューを飾ります。
2017-18シーズンにはトップチームでレギュラーの座を掴み、計37試合に出場しました。
ユース時代、アトレティコマドリードに見切りをつけられたロドリは21歳でビジャレアルの中心選手にまで上り詰めたのです。
そんな中、ロドリの活躍ぶりをアトレティコマドリードは再評価し、2018年5月にアトレティコマドリードとの5年契約を締結しました。
この移籍はユース時代から5年ぶりの復帰というかたちになります。
アトレティコ・マドリードに加入したロドリは加入初年度(2018-19)からレギュラーに定着し、公式戦47試合に出場3ゴール1アシストをマーク。
シメオネ監督の信頼を勝ち取り、ロドリはアトレティコ・マドリードの中盤に欠かせぬ存在となりました。
アトレティコ・マドリードでの活躍を受け、2019年7月にイングランドの名門マンチェスター・シティがロドリの契約解除金を支払い、ロドリのシティへの移籍が決まります。
スペイン代表では2012年からアンダーカテゴリーの代表に選出されU-16、U-19、U-21と順調にステップアップを重ねていきます。
中でも2015年にギリシャで開催されたUEFA U-19欧州選手権ではスペイン代表として優勝を収め、ロドリは大会優秀選手に選出されています。
そして2018年3月にはスペイン代表に初召集され、2018年3月24日のドイツ戦では代表デビューも飾っています。
スペイン代表では今後主軸となるような選手ですので今後のロドリには要注目です。
ロドリのプレースタイル
続いてはロドリのプレースタイルを解説していきます。
アトレティコ・マドリードでのロドリはダブルボランチ一角として右側の位置で起用されます。
ロドリは中盤でのボール奪取能力に長けた選手です。
2018-19シーズンのロドリのタックル成功数は1試合平均3.1となっています(出典:Whoscored.com)。
この数字は最終節を残した段階で今シーズントップタイの数字です。
リーグ最少失点のアトレティコマドリードにおいて、ロドリの守備における活躍は非常に大きかったと思います。
さらに攻撃面では相手のプレスをかわすパス、ドリブルから攻撃のリズムを作ります。
攻撃の起点となるようなサイドへのロングパス、中央へ入れる縦パスなども相手の隙を見ながら供給できます。
広い視野を持ち、場面に応じて的確な位置にパスが出せるのもロドリの魅力です。
ゴールやアシストなど得点に関与するようなプレイヤーではないため数字上では物足りなく見えるかもしれません。
しかし、ロドリの守備やパスでの貢献はアトレティコに欠かせないものとなっています。
まとめ
今回はマンチェスター・シティの新星・ロドリの特集ということで生い立ちやプロキャリア、プレースタイルを解説しましたがでしたがいかがでしたか。
ロドリは今後スペイン代表でレギュラーをつかみ取る選手に成長していくと思います。それこそ、バルセロナのブスケツのような選手になっていってほしいところです。
マンチェスター・シティではおそらくフェルナンジーニョの後釜として起用されることになると思いますが、ペップ監督のもとでどのようなプレーをするのか、今後が非常に楽しみな選手です。