今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
ウェストハム・ユナイテッドに所属するイッサ・ディオプです。
フランスのトゥールーズFC出身の選手で、各年代のフランス代表にも選出されている注目の若手有望株になります。2018年夏にはウェストハムに加入し、加入初年度から主力として印象的な活躍を見せました。
今回はそんなイッサ・ディオプの経歴やポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
イッサ・ディオプのプロフィール
名前:イッサ・ディオプ
生年月日:1997年1月9日
国籍:フランス&セネガル
チーム:ウェストハム・ユナイテッドFC(背番号23)
身長:194cm
体重:92kg
利き足:右
ポジション:ディフェンダー
1997年生まれの現在22歳です(2019年時点)。生まれはフランスですが、父親がセネガルにルーツを持ち、母親がモロッコにルーツを持つためフランス代表、セネガル代表、モロッコ代表でプレーする権利を持っています。
背番号はウェストハム・ユナイテッドで23番をつけて、前所属クラブ(トゥールーズFC)では5番をつけてプレーしていました。
身長は194cmで体重92kgと大柄な体型をしています。
経歴
イッサ・ディオプはフランスのトゥールーズという地域で生まれます。セネガル人の父親とモロッコ人の母親のもとで育てられました。
ちなみイッサ・ディオプの祖父であるリバス・ディオプはリーグ・アンで初めてプレーしたセネガル人選手(当時ボルドー所属)なのだそう。
そんなイッサ・ディオプは2004年に地元にあるバルマSCというチームでサッカーを始めます。ちなみにバルマSCはフランスのアマチュアクラブで、そのユースチームにイッサ・ディオプは2年間在籍していたようです。
そして2006年にはトゥールーズFCの下部組織に加入します。ちなみにトゥールーズFCは2003-04シーズンから10年以上にわたりフランスのトップリーグ(リーグ・アン)に所属する国内でも有名なクラブでバルマSCからの加入は大きなステップアップになりました。
そのトゥールーズFCではアンダーカテゴリーを順調に駆け上がり、2015年9月にはトップチームの練習に参加し、11月にはプロ契約を結びます。それから2015年11月のOGCニース戦でトップチーム(リーグ・アン)デビューを果たしました。
トゥールーズFCではトップチーム昇格初年度でコンスタントに出場機会を与えられ、公式戦23試合に出場、1ゴールをマーク。翌シーズン(2016-17)にはレギュラーに定着し、2017年4月(当時20歳)のASモナコ戦ではキャプテンマークを巻いてプレーしています。
そして2017-18シーズンには20歳(~21歳)ながらキャプテンに就任し、チームの中心選手になりました。
トゥールーズFCでの活躍を受け、2018年6月にはイングランド・プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドFCへの移籍が決定します。
ちなみに移籍金は2200万ポンドとされており、この金額は当時のクラブレコードとなっています。
ウェストハム・ユナイテッドでは加入初年度からレギュラーに定着し、公式戦38試合に出場、2ゴールをマーク。1年目からフル稼働して、移籍金(2200万ポンド)に見合った活躍を収めました。
ポジション
2018-19シーズンのウェストハム・ユナイテッドでは「4-1-4-1」のフォーメーションで戦う試合が多かったようです。
その中でイッサ・ディオプはセンターバックで起用されていました。ウェストハムでは2センターバックの内、右で起用されることが多い選手ですが、トゥールーズFCでは左で起用されていたこともあり、左右どちらでもプレーできます。
プレースタイル
・ボール奪取&予測能力
・空中戦&体格
以下からはイッサ・ディオプのストロングポイントを1つずつ解説していきます。
ボール奪取&予測能力
イッサ・ディオプはボール奪取や守備における予測能力に長けたプレイヤーです。
ボール奪取という部分では脚の長さを活かしたタックルを武器にしています。例えば味方選手がかわされた場合には素早いプレスバックからのスライディングでシュートを打たせる前にボールをロストさせます。また相手選手の縦への素早いドリブルの際は足からボールが離れた瞬間を狙って足を伸ばしてボールに当て、ロストさせるシーンが見られます。
守備における予測能力という部分では相手の縦パスやクロスのコースを先読みしてボールが出たら素早い寄せで相手に隙を与えずボールを奪取、クリアできます。
シュートコースへのカバーもしっかり行うため、相手選手からすると厄介なプレイヤーです
空中戦&体格
194cmという高さを活かしたプレーや92kgの大柄な体格を活かした守備もイッサ・ディオプの武器です。
空中戦という部分では自チームのセットプレーの際に打点の高いヘディングで得点を奪えます。190cmを超える身長の選手はそれほど多く存在しないため、空中戦では相手に脅威を与えます。
もちろん相手のセットプレーの際にもヘディングでボールを前にはじき返したりとゴール前で頼りになる存在です。
また体重は92kgもあり、ずっしりした体格をしているため守備時には相手に圧迫感を与えます。体の大きさを活かしてシュートコースを大幅に消したりもできるため、ボックス内では攻略が難しい選手です。
まとめ
今回はイッサ・ディオプ特集ということで生い立ちやポジション、プレースタイルを解説しましたがいかがでしたでしょうか。
地元トゥールーズにあるトゥールーズFCでプロキャリアをスタートさせたイッサ・ディオプは、その後レギュラーに定着し、キャプテンを務めるまでになりました。2018年6月からはウェストハム・ユナイテッドFCでプレーし、加入初年度から主力選手として印象的な活躍を見せました。
今後フランス代表にも選出される可能性が大きい注目の若手有望株です。