今回紹介するのはFCバルセロナに所属するジュニオール・フィルポです。
2018-19シーズンはレアル・ベティスで左ウイングバックのレギュラーを掴み公式戦29試合に出場、3ゴールをマークしています。
2019年8月にはFCバルセロナへの移籍が決定し、ジョルディ・アルバの後継者として期待されている選手です。
今回はそんなジュニオール・フィルポの生い立ちやポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
ジュニオール・フィルポのプロフィール
名前:エクトル・ジュニオル・フィルポ・アダメス
生年月日:1996年8月22日
国籍:スペイン&ドミニカ共和国
チーム:レアル・ベティス(背番号20)
身長:184cm
体重:78kg
利き足:左
ポジション:ディフェンダー
ジュニオール・フィルポは1996年生まれの23歳(2020年5月時点)です。
生まれはドミニカ共和国で、ジュニオール・フィルポが6歳の頃にスペインに移住しています。
FCバルセロナでのジュニオール・フィルポは24番を背負っています。
身長は184cmと高さのあるサイドバックです。
ジュニオール・フィルポの生い立ち&プロキャリア
ジュニオールフィルポはドミニカ共和国・サントドミンゴという地域で生まれ育ちました。
サントドミンゴはドミニカ共和国の首都で政治や金融、商業など様々な分野において中心的な役割を担っています。
カリブ海に面しており、国の主要な港としても機能しているそうです。
また、もともとスペインの植民地だったということもあり、当時の建築物(教会や要塞など)が残っている地区はコロニアルゾーンとして世界文化遺産に登録されています。
このような地域で生まれ育ったジュニオール・フィルポですが、6歳の頃に家族とスペインのアンダルシア州マラガ県に移住しています。
それからジュニオール・フィルポは移住先のマラガにあるプルエトマラゲーノというサッカークラブに加入しサッカーを始めます。
プエルトマラゲーノのデータについてはいろいろと探してみたのですが、見つからなかったため在籍年数などは不明です。
プエルトマラゲーノで技術を磨いたジュニオール・フィルポ、2014年にレアル・ベティスのユースチームへの加入が決定します。
レアル・ベティス加入当初のジュニオール・フィルポはU19のカテゴリーでプレーし、2015年2月にはレアル・ベティスBでスペイン3部リーグデビューを果たします。
続く2015-16シーズンにはレアル・ベティスBでレギュラーを掴み、30試合に出場しています。
そして2017年8月にはトップチーム昇格を果たし、加えてジュニオール・フィルポはレアル・ベティスと2021年までの新契約を締結します。
トップチームでのジュニオール・フィルポは2018年2月のデポルティーボ戦でデビューを果たし、2017-18シーズンはスペイン1部リーグで14試合に出場。
続く2018-19シーズンにはキケ・セティエン監督のもと左のウイングバックのレギュラーに定着し、ジュニオール・フィルポにとっては飛躍のシーズンとなりました。
そして2019年8月にはスペインの名門、FCバルセロナへの移籍が決定。
FCバルセロナでのジュニオール・フィルポはジョルディ・アルバの後継者として期待されています。
ジュニオール・フィルポのポジション
キケ・セティエン監督が指揮を執っていた2018-19シーズンは「3-4-2-1」や「3-1-4-2」、「3-5-2」など様々なフォーメーションを使い分けていました。
その中でも特に「3-4-2-1」が多くの試合で使われていたようです。
ジュニオール・フィルポは左サイドハーフや左ウイングバック、左サイドバックなど試合によって務めるポジションが異なっていました。
主に左サイドので起用されるプレイヤーです。
ジュニオール・フィルポのプレースタイル
ジュニオール・フィルポのプレースタイルは以下の通りです。
・守備での予測&対応
・前線での攻撃参加
それでは以下からジュニオール・フィルポのプレースタイル、ストロングポイントを1つずつ解説していきます。
守備での予測&対応
守備における予測力や対応の速さはジュニオール・フィルポの特筆すべきポイントです。
一例として相手サイドハーフとサイドバックのコンビネーションでサイドを崩しにかかってくるときの対応の仕方を解説します。
赤がアトレティコ・マドリード、緑がレアル・ベティス↓
相手のサイドハーフが3バックの一角をつり出し、その間にできたスペースを狙ってきたシーンです。
左ウイングバックのジュニオール・フィルポはスペースを狙う相手サイドバックに対応しています。
その際に相手サイドハーフとサイドバックを視野に入れるためサイドバックの少し手前に下がって、相手がボールを出す瞬間を見計らいます。
それからパスが出た瞬間にジュニオール・フィルポはボールに向かって走り出し、相手サイドバックを抜き去ってボールを回収しています。
このようにジュニオール・フィルポはパスの出し手と受け手の動きを見ながら次なる行動を予測し、リスクを事前に回避できる守備対応が持ち味のプレイヤーです。
前線での攻撃参加
守備だけではなく、攻撃面においてもベティスに大きく貢献していました。
例えばサイドを駆け上がるドリブルで敵陣まで持ち込みチャンスメイクをしたり、シュートコースがあれば自らシュートを放ってきます。
また、サイドに張った状態でボールをもらいカットインからのシュートやクロスを上げるプレーも得意としているように見えます。
2018-19シーズンのジュニオール・フィルポはレアル・ベティスで8ゴールに絡み(3ゴール・5アシスト)、攻撃でも欠かせない存在となっていました。
まとめ
今回はジュニオール・フィルポ特集ということで生い立ちやプレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
2018-19シーズンにブレイクを果たした若手ウイングバックも数年前までは日の目を見ない存在でした。
そんな中でもジュニオール・フィルポはレアル・ベティスで着実にレベルアップし、今や名門FCバルセロナでプレーするまでになりました。
プレースタイルについては守備における予測や高い位置での攻撃参加などが素晴らしい選手です。
まだ20代中盤と若くこれからの選手ですのでFCバルセロナでの今後の活躍に期待したいところです。