今回紹介するのはチェルシーに所属するドイツ代表DFのアントニオ・リュディガーです。
2018-19シーズンはサッリ監督のもとでレギュラーとして起用され、公式戦44試合に出場。
今やチェルシーの守備の要として欠かせない存在になっています。
そこで今回はアントニオ・リュディガーの経歴やポジション、プレースタイルを解説していきます。
興味がある方は読んでみてください。
アントニオ・リュディガーのプロフィール
名前:アントニオ・リュディガー
生年月日:1993年3月3日
国籍:ドイツ&シエラレオネ
チーム:チェルシー(背番号2)
身長:190cm
体重:85kg
利き足:右
ポジション:ディフェンダー
アントニオ・リュディガーは1993年生まれの26歳(2019年時点)です。
国籍はドイツとシエラレオネの2つを有していて二重国籍となっています。
ちなみにシエラレオネという国はアフリカ大陸の西部に位置します。首都フリータウン以外は森林地帯が広がっていて経済規模に関しては世界水準を大きく下回る国のようです。リュディガーの母親がシエラレオネ国籍なのだそう。
背番号についてはチェルシーで2番を背負いドイツ代表では16番となっています。
体格については身長と体重ともにサイズが大きく、センターバック向きと言えます。
リュディガーの生い立ち&キャリア
リュディガーは1993年にドイツのベルリン南西部に位置するノイケルン区という地域で誕生します。
ベルリンはドイツの首都で経済や産業、文化など様々な面で重要な役割を担っている都市です。
ノイケルン区については移民が多く住むエリアで、どうやら治安はよろしくないみたいです。
移民系生徒の校内暴力による学校崩壊で廃校になった学校もあるそう。恐ろしいですね。
そんな地域で育ったリュディガーは2006年から地元のへルタ・ツェーレンドルフ(2018-19シーズンはドイツ5部リーグ相当)のユースチームに加入します。
この時のリュディガーは13~14歳でU-15に所属しています。
へルタ・ツェーレンドルフには約2シーズン在籍し、2008-09シーズンからはドイツの強豪ボルシア・ドルトムントのユースチーム(U-17)へと加入します。
リュディガーはドルトムントに約2シーズン半在籍し最終的にはU-19まで昇格しています。
その後リュディガーは2011年にシュツットガルトのユースチームへと移籍します。
シュツットガルト移籍後のリュディガーはU-19でプレーし、2011-12シーズンからはシュツットガルトのBチームを主戦場としています。
そして同シーズンの2012年1月に行われたボルシア・メンヒェングラートバッハ戦ではトップチームデビューを果たしました。この試合からリュディガーのプロキャリアがスタートします。
それから翌2012-13シーズンからは徐々にトップチームでの出場機会を得られるようになり、その後3シーズンにわたりトップチームで公式戦80試合に出場します。
シュツットガルトでの活躍を受け、リュディガーは2015-16シーズンにイタリアの強豪ASローマへの買取オプション付きレンタル移籍が決まります。
ローマに加入したリュディガーは加入初年度からレギュラーとして起用され、公式戦37試合に出場しています。2015-16シーズン終了には買取オプションが行使され、リュディガーのローマ加入が正式に決定しました。
それからリュディガーはもう1シーズン、ローマでプレーした後、2017-18シーズンにはチェルシーへの完全移籍が決まります。
チェルシーに加入したリュディガーは加入初年度からアントニオ・コンテ監督のもとで公式戦45試合に出場し守備の要として活躍を収めます。
そして2018-19シーズンには監督がサッリ交代したものの、リュディガーはこのシーズンも不動のセンターバックとして44試合に出場。
チェルシーでは欠かせぬ存在です。
リュディガーのポジション
アントニオ・リュディガーは基本センターバックで起用される選手です。
ですが、稀にサイドバックを任されることもあります。
2018-19シーズンも1試合だけサイドバックで出場した試合があったようです(Whoscored.com参照)。
ただ、リュディガーの本職はセンターバックなのでサイドバックについてはあくまでも欠員が出た場合の代替案となります。
そのためセンターバックの選手として覚えておけば問題ありません。
リュディガーのプレースタイル
リュディガーのプレースタイルやストロングポイントについては下にまとめてみました。
・対人守備の強さ〇
・空中戦の強さ〇
・攻撃時のミスが少ない
以下ではリュディガーのプレースタイルやストロングポイントについて1つずつ詳しく解説していきます。
対人守備の強さ
1つ目にあげたいリュディガーの強みは対人守備です。
フィジカルを活かした競り合いの強さはリュディガーの持ち味で、相手のカウンターにも冷静に対処します。
加えて素早い反応速度やスピードがあり、スピード勝負を仕掛ける相手への守備でも強さを発揮します。
空中戦の強さ
190cmという高身長を活かした空中戦の強さもリュディガーを語る上では欠かせないポイントです。
2018-19シーズンのリュディガーはプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦で1得点を記録していますが、これはウィリアンからのコーナーキックを頭で合わせたゴールです。
プレミアリーグには屈強なフォワードが多く在籍するため空中戦でもなかなか苦労しているようですが、今季の空中戦勝率は約52%と勝ち越しています。
攻撃時のミスが少ない
攻撃時にミスが少ない点もひとつのリュディガーの強みです。
2018-19シーズンはプレミアリーグで91.5%のパス成功率を記録し、この数字は今季のプレミアリーグで6位となっています(Whoscored.com参照)。
出場した33試合中パスは1試合平均76.9回、ロングボールは1試合4.5回使っていているわけですからかなりの好成績です。
現代サッカーでは後方の選手にもビルドアップ能力が求められるため、リュディガーのような選手は非常に重宝されます。
まとめ
今回はアントニオ・リュディガー特集ということで生い立ちやプレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
ドイツのシュツットガルトでプロデビューを果たしたアントニオ・リュディガーはイタリアの名門ローマ、イングランドの名門チェルシーと順調にステップを続けてきました。
プレースタイルについてはスピードや高さなど身体能力を活かした守備であったり、ビルドアップにおいても貢献度の高い選手です。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。