今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
オリンピック・リヨン所属のフセム・アワールです。
2018-19シーズンのリヨンでは公式戦47試合に出場し、7ゴール10アシストをマークする活躍を収めています。その活躍ぶりからバルセロナやリバプール、マンチェスター・シティなどの名だたるビッククラブが獲得を目指しているプレイヤーです。
今回はそんなアワールについて生い立ちやポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
アワールのプロフィール
名前:フセム・アワール
生年月日:1998年6月30日
国籍:フランス&アルジェリア
チーム:オリンピック・リヨン(背番号8)
身長:175cm
体重:70kg
利き足:右
ポジション:ミットフィルダー
1998年6月30日生まれということでこの記事の更新日とアワールの誕生日がたまたまヒットしました。そんなこともあり個人的にアワールに対して縁を感じています(笑)アワール選手21歳の誕生日おめでとう。
アワールはアルジェリア系フランス人ということでアルジェリアとフランスの2つの国籍を有しています。
身長は175cmで体重70kgと大きくもなく小さくもなく、一般的な体型のプレイヤーです。
生い立ち&プロキャリア
アワールはフランス南東部に位置するリヨンで生まれ育ちます。リヨンはフランスでパリに次ぐ規模を誇る都市でフランスの金融の中心地でもあります。また食文化も発達していて有名レストランであったり、ボジョレーのワインは日本でも人気があるようです。
このような地域で生まれ育ったアワールは、2006年からASトンキン・ヴィルールバンヌというリヨンにあるサッカーチームでサッカーを始めます。
それから2009年(当時11歳)にはオリンピック・リヨンのユースチームに加入。以後、リヨンではU13→U15→U17→U19と順調にステップアップを重ねます。特にU17在籍時は27ゴール、15アシストを記録し、16歳ながら飛び級でU19に昇格しています。
アンダーカテゴリーでは無双状態だったアワールは、勢いそのままに2017年2月にヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦のAZアルクマールとの試合でトップチームデビューを果たします。
トップチームデビューを果たした次のシーズン(2017-18)からはレギュラーとして起用され、公式戦43試合に出場、7ゴールをマーク。
続く2018-19シーズンも1シーズンを通して安定したパフォーマンスを見せ、47試合に出場、7ゴールをマークしています。
ポジション
2018-19シーズンのシウヴィーニョ監督が指揮するリヨンでは4-2-3-1を採用する試合が多かったようです。4-2-3-1のときは左のボランチで起用され、エンドンベレと組んでいました。
また4-3-3で戦う試合もあり、その時は左のインサイドハーフで起用されていました。
プレースタイル
アワールの強みは以下の通りです。
・ドリブル
・チャンスメイク
それでは以下からアワールのストロングポイントを1つずつ解説していきます。
ドリブル
アワールは足元の技術が非常に優れたプレイヤーです。相手に寄せられても落ち着いてパスが出せますし、隙があればかわすことも可能です。特に2018-19シーズンのCLマンチェスター・シティ戦では激しいプレッシングを仕掛けられていましたが、華麗なまた抜きドリブルでシティの選手を翻弄していました。
相手を引き付けてスペースをつくり、その空いたスペースにパスを出したり、ドリブル突破できるだけのテクニックがあるため相手チームからするとかなり厄介な選手です。
チャンスメイク
チャンスを作りだす能力も非常に長けています。先ほども紹介しましたが、相手を引き付け空いたスペースにパスを出し決定機を演出したり、攻撃陣の動きに合わせて的確な位置にパスが通せます。
2018-19シーズンは10アシストを記録しており、この結果からもチャンスメイクの上手さがうかがえます。
また、リヨンでは司令塔として攻撃を組み立てる役割を担っており、自陣から敵陣までボールを持ち上がるうえで重要な役割を果たしています。
まとめ
今回はアワール特集ということで生い立ちやプレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
若くしてリヨンの下部組織に加入し、現在はリヨンの顔として活躍するまでに成長しました。現在21歳(2019年時点)で技術の高さからも今後トップクラブでプレーすること間違いなしのプレイヤーとなっています。
アワール自身、過去にシャビやイニエスタを参考にプレーしているとコメントしていて、周囲ではバルセロナに加入するのではないかとささやかれています。しかし、リヨンとは2018年夏に2023年までの契約延長をしています。このことから、バルセロナでプレーするのはまだ早いと考えているのかもしれません。
今夏での移籍もあり得るかもしれませんが、どのクラブであっても来シーズンが楽しみです。