今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
ドルトムント&イングランド代表のジェイドン・サンチョです。
2018-19シーズンのドルトムントでは公式戦43試合に出場し、13ゴールをマークする活躍を収めています。この活躍から市場価値を爆上げし、「transfermarkt」というサイトではサンチョの現在の市場価値を1億ユーロとしています(2019年6月時点)。
現在ブンデスリーガで最も価値のあるプレイヤーとして欧州ビッククラブから注目を浴びていて、今後が楽しみなプレイヤーです。
今回はそんなジェイドン・サンチョの生い立ちやポジション、プレースタイルを解説しています。興味がある方はチェックしてみてください。
サンチョのプロフィール
名前:ジェイドン・マリック・サンチョ
生年月日:2000年3月25日
国籍:イングランド&トリニダード・トバゴ
チーム:ボルシア・ドルトムント(背番号→7)
身長:180cm
体重:76kg
利き足:右
ポジション:ミットフィルダー
2000年生まれの現在19歳です(2019年時点)。生まれはイングランドですが、両親がトリニダード・トバゴからの移民ということもあり、イングランドとトリニダード・トバゴの二重国籍となっています。
ドルトムントでは背番号7を身に着け、イングランド代表では7番や11番を身に着けています。
身長は180cmで体重76kgと欧州では平均的な体型をしています。
生い立ち&プロキャリア

サンチョはイングランドのサウスロンドンにあるキャンバーウェルという地域で生まれ育ちます。キャンバーウェルには著名な芸術作家を輩出しているキャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツという学校があります。また、19世紀や20世紀の有名な文学作家が居住していた地域としても知られている街です。
そのような地域で生まれ育ったサンチョですが、学校が終わった後は路上や路地裏で友達とサッカーに明け暮れていました。そこでいつものようにストリートサッカーをしていたところ、近くのサッカーアカデミーのコーチであるノーマン・ドーキンズという男がサンチョの才能に驚愕します。
それからサンチョはノーマン・ドーキンズがコーチをするチームでプレーすることとなりますが、サンチョの才能は早くも知れ渡り、7歳の頃にはワトフォードの下部組織へと加入することになります。ちなみにワトフォードは住んでいた家と距離が離れていたようで、幼くしてワトフォードの寄宿舎に住み、ワトフォードのパートナースクールのハレフィールド・アカデミーに通います。
ワトフォードでもサンチョのテクニックはずば抜けていたようで、2015年にはプレミアリーグ強豪マンチェスター・シティの下部組織への移籍が決まります。
そのマンチェスター・シティではU17→U18→U19と順調にステップアップしますが、トップチームでの出場機会がなかなか与えられません。
よりレベルの高いチームでの出場機会を求めていたサンチョはマンチェスター・シティでの自分の将来を不安視し、契約延長を拒否します。トレーニングにも3週間顔を出さなかったことからマンチェスター・シティはサンチョを放出せざるを得ない状況でした。
そして2017年8月31日にはブンデスリーガのボルシア・ドルトムントへの移籍が決まります。
ドルトムントでは加入初年度(2017-18)から12試合に出場し、1ゴールをマークします。在籍2年目のシーズンの2018-19シーズンは主力選手として公式戦43試合に出場し、13ゴール15アシストを記録。19歳ながらチームの顔としてバイエルンとの首位争いを繰り広げました。
ポジション
2018-19シーズンのピュエル監督のもとでは4-2-3-1の右ウイングで起用される試合が多かったようです。まれに左でも起用されることがあり、左右の攻撃的なポジションであればどこでも任せられるプレイヤーとなっています。

プレースタイル
サンチョの特筆すべき点はドリブルです。ルーレットやダブルタッチ、味方とのワンツーを駆使して相手ディフェンダーを突破します。
基本的にサイドから中央に切り込みながら持ち上がるプレイヤーです。ペナルティーエリアの前まで持ち込んでからは自らゴールを狙ったり、味方にラストパスを出して得点につなげます。
また中央の守備が固い場合は深い位置まで持ち上がり、そこで違いを作ります。相手チームは1人のディフェンダーでは止められず、2人、3人と人数をかけて守備をするシーンが目立ちます。
今シーズンは特にチャンスメイクや得点能力にも優れ、味方とのコンビネーションもうまくとれていた印象があります。加入初年度は言語の違いに戸惑っていたようでしたが、在籍2シーズン目ともなると問題なさそうですね。
こちらはドルトムントの公式YouTubeチャンネルがアップしているサンチョのプレー映像です。↓
サンチョの特徴が詰まった動画となっていますので興味がある方は是非チェックしてみてください。
まとめ
今回はサンチョ特集ということで生い立ちやプレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
もともとはマンチェスター・シティの下部組織に所属していましたが、出場機会を求めブンデスリーガの強豪ドルトムントへの移籍を決めます。当時まだ17歳ながら異国の地への移籍を決めたサンチョからはサッカーに対する本気の向上心がうかがえます。
19歳(2019年時点)とまだ若くこれからが非常に楽しみな選手です。2019-20シーズンもサンチョからは目が離せません。


