現在マジョルカで武者修行中の久保建英。欧州に活動の拠点を移してからはまだ目立った活躍を見せれていないものの、今後世界トップレベルに成長するポテンシャルを秘めた選手です。
そこで今回は久保建英のポジション遍歴とレアル・マドリードに戻ったときにライバルとなる選手たちを解説していきます。
なるべく参考になる情報を詰め込んでいきますので、この記事を読んで久保建英について少しでも詳しくなっておきましょう。
久保建英のポジション遍歴
それではまず久保建英のポジションについて紹介していきます。
これまで久保建英は「横浜F・マリノス」「FC東京」「RCDマジョルカ」でプレーしてきました(レアル・マドリードではプレシーズンのみの出場)。
ここからはそれぞれのクラブで起用されたポジションを解説していきます。
まず横浜F・マリノスで起用されていたポジションを見ていきましょう。
横浜F・マリノスでの久保建英のポジション
2018シーズンの横浜F・マリノスでは「4-3-3」のフォーメーションで戦う試合が多かったようです。
しかし、久保建英が先発出場した2試合では「3-4-2-1」のフォーメーションが採用されています。
FC東京での久保建英のポジション
2019シーズンのFC東京はほぼ全試合で「4-4-2」のフォーメーションが採用されています。
そのFC東京にシーズン途中まで在籍していた久保建英はシーズン序盤から中盤まで右サイドハーフで起用されていました。
マジョルカでの久保建英のポジション
2019-20シーズンのマジョルカは「4-2-3-1」や「4-1-4-1」や「4-4-1-1」と様々なフォーメーションを駆使して戦っています。その中でも直近のマジョルカの試合(ラ・リーガ第8節)では「4-2-3-1」のフォーメーションが採用されていましたので上の画像も「4-2-3-1」にしておきました。
マジョルカでの久保建英は主に右サイドハーフ(右ウイング)で起用されています。
また、直近のエスパニョール戦では左サイドハーフ(左ウイング)でも起用され、今後左サイドでの出場も増えていくことが予想されます。
\左サイドで途中出場/
🇯🇵#久保建英 が途中出場のマジョルカ、下位対決を制す! 開幕節以来7試合ぶり白星#マジョルカ が #エスパニョール に2-0で勝利🔥久保は57分から左サイドハーフとして途中出場
— Goal Japan (@GoalJP_Official) October 6, 2019
日本代表での久保建英のポジション
森保監督率いる日本代表では「4-2-3-1」のフォーメーションで戦う試合が多いです。その中で久保建英は右ウイングやトップ下(セカンドトップ)で起用されています。
ちなみに直近のワールドカップ・アジア予選ミャンマー戦では右ウイングで途中出場を果たしています。
レアル・マドリードでスタメンを争うライバルたち
ポジションを確認したところで、続いて来季のレアル・マドリードでスタメンを争うことになるライバルを紹介していきます。
まず、2019-20シーズンのレアル・マドリード、レギュラーメンバーを確認しておきましょう。それがこちらです。↓
ラ・リーガ第8節までのフォーメンションとスタメンを参考に作成されたメンバー表となっています。
世界トップレベルのクラブともなるとビックネームぞろいですね。2019年夏に移籍金1億ユーロ(+2000万ユーロのボーナス)で加入したエデン・アザールを筆頭に世界トップレベルの選手で構成されています。
また、ベンチにはイスコやハメス・ロドリゲスといったビックネームがいて、さらにはヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ・ゴエス、ブラヒム・ディアスやルカ・ヨビッチといった有望な若手選手も控えています。
2020-21シーズンにはレアル・マドリードに戻ってプレーする久保建英ですが、ビックネームが溢れかえっている状況でどのポジションを狙い、そのポジションのライバルは誰なのか。そのことについてこれから解説していきます。
レアル・マドリードで狙うポジション
久保建英がこれまで様々なクラブで右ウイングを任されていたということを考えると右ウイングが本命だと考えます。
現在、ギャレス・ベイルが起用されているポジションですね。
また、中盤の攻撃的なポジションでも起用されている選手ですので、インサイドハーフでの起用も可能性があります。
それともう1つ。マジョルカで今後左ウイングで起用されるようになればレアル・マドリードでは左サイドの攻撃的なポジションも狙えるのではないかと考えられます。
しかし、左ウイングについてはあくまで僕個人の妄想です。
レアル・マドリードでスタメンを争うライバル
久保建英が狙うポジションは「右ウイング」「インサイドハーフ」そしておまけで「左ウイング」としたわけですが、これらのポジションにはどんなライバルが存在するのか。これについて確認していきます。
それではまず右ウイングのライバルから確認していきましょう。
右ウイングのライバル
名前 | 国籍 | 年齢 | ポジション | 市場価値(2019年10月時点) |
---|---|---|---|---|
ギャレス・ベイル | ウェールズ | 30 | RW LW CF | 6000万ユーロ |
ルーカス・バスケス | スペイン | 29 | RW | 2500万ユーロ |
ブラヒム・ディアス | スペイン | 20 | RW CAM LW | 1700万ユーロ |
マルティン・ウーデゴール | ノルウェー | 20 | RW CAM | 2000万ユーロ |
久保建英 | 日本 | 18 | RW CAM | 1000万ユーロ |
上の表は右ウイングで起用されることが多い選手をまとめたものです。
表の中だと一番の強敵はギャレス・ベイルになるでしょう。2019年夏に放出されるといわれていましたが、結局レアル・マドリードに残り、今では右ウイングのレギュラーとして起用されています。
また個人的には現在、レアル・ソシエダにレンタル在籍中のマルティン・ウーデゴールにも注目してほしいところです。
🇯🇵#久保建英 が来季のレアル・マドリードでスタメンを争うライバルは非常に多く、それでいて強敵。
その中で最も光り輝く存在が、かつて「ノルウェーの神童」と言われていた🇳🇴#マルティン・ウーデゴール だ。https://t.co/z1Yq5CVsRC
— やす (@gakuseiaffili7) October 9, 2019
ラ・リーガは現在(2019年10月時点)第8節まで進行していますが、ウーデゴールは全試合にフルタイム出場しており、2ゴール2アシストをマークするなど印象的な活躍を見せています。
2020-21シーズンをレアル・マドリードでプレーすることになれば久保建英を脅かす存在となるでしょう。
インサイドハーフのライバル
名前 | 国籍 | 年齢 | ポジション | 市場価値 |
---|---|---|---|---|
トニ・クロース | ドイツ | 29 | CM | 6000万ユーロ |
フェデリコ・バルベルデ | ウルグアイ | 21 | CM | 2000万ユーロ |
ハメス・ロドリゲス | コロンビア | 28 | CAM CM RW | 5000万ユーロ |
ルカ・モドリッチ | クロアチア | 34 | CM | 2000万ユーロ |
ダニ・セバージョス | スペイン | 23 | CM CAM LM | 4500万ユーロ |
久保建英 | 日本 | 18 | RW CAM | 1000万ユーロ |
上の表はインサイドハーフで起用されることが多い選手をまとめたものです。
インサイドハーフはトニ・クロースが一番の強敵となるでしょう。市場価値も6000万ユーロと非常に高く、現在29歳(2020年1月で30歳)と今が全盛期といった感じです。
その後に続くのがフェデリコ・バルベルデとハメス・ロドリゲスです。フェデリコ・バルベルデについてはジダン監督も高く評価しており、来シーズンにはスタメンに定着してもおかしくない存在となっています。
ジダンはここ最近のフェデリコ・バルベルデのプレーを高く評価している。
2019年夏にはポグバ獲得を熱望しているといわれていたが、フェデリコ・バルベルデの台頭によってその可能性も薄れている。https://t.co/VFxIxykjQk— やす (@gakuseiaffili7) October 9, 2019
ルカ・モドリッチについては2020年夏に契約が切れるとされていて、レアル・マドリードは契約更新に動いているようですが、未だ新契約が締結されていないようです。
もしかすると2020-21シーズンから別なクラブでプレーするかもしれません。
また、ダニ・セバージョスは1年間のレンタル移籍ということで現在アーセナルに在籍していますが、完全移籍の可能性もあり、来季レアル・マドリードでプレーするかは微妙なところです。
となると中盤が手薄になることが予想され、久保建英にチャンスが巡ってくるかも!と考えてしまいます。しかし、レアル・マドリードはすでに中盤の補強に動いているようでアルゼンチンの強豪リーベル・プレートに所属するエセキエル・パラシオスの名前が挙がっています。
レアル・マドリーがリーベルの20歳MFに関心…冬加入なら久保建英の来夏去就にも影響? https://t.co/aXzowHukEt #gekisaka pic.twitter.com/IvtrYN97Fq
— ゲキサカ (@gekisaka) October 1, 2019
また、パラシオスの獲得によってEU圏外枠(EU加盟国以外の国籍を持つ選手はベンチ入り、出場ともに3名まで)が1つ削られ、久保建英にも影響を及ぼすこととなります。
そのためインサイドハーフのライバルが増える上、スタメン争いに負ければベンチ入りもできなくなるわけです。まだ移籍は決定しておらず噂の状態ですが、久保建英を脅かすパラシオスの動向にも注目しておきましょう。
左ウイングのライバル
名前 | 国籍 | 年齢 | ポジション | 市場価値(2019年10月時点) |
---|---|---|---|---|
エデン・アザール | ベルギー | 29 | LW | 1億 |
ヴィニシウス・ジュニオール | ブラジル | 18 | LW | 7000万ユーロ |
マルコ・アセンシオ | スペイン | 23 | LW CAM RW | 6000万ユーロ |
ロドリゴ・ゴエス | ブラジル | 18 | LW CF | 4000万ユーロ |
久保建英 | 日本 | 18 | RW CAM | 1000万ユーロ |
上の表は左ウイングで起用されることが多い選手をまとめたものです。
左ウイングでヒエラルキーが一番高い選手はエデン・アザールです。2019年夏に1億ユーロという高額な移籍金で加入した選手ですので即戦力として期待されています。
その後にスペイン代表のマルコ・アセンシオ、ブラジルの至宝ヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴ・ゴエスが続くといった感じです。
正直、左ウイングは今の久保建英では太刀打ちできない状態です。これからマジョルカで左ウイングで起用されても、レアル・マドリードに戻ってきたら右ウイング、もしくはインサイドハーフで起用されるようになるでしょう。
まとめ
今回は久保建英のポジション遍歴とレアル・マドリードに戻った場合のライバルについて解説してきました。少しでも参考になれば幸いです。
2019-20シーズンまではマジョルカに在籍し、2020-21シーズンからレアル・マドリードに戻ってプレーすることなる久保建英。強敵ぞろいのレアル・マドリードでスタメンを奪うにはマジョルカで印象的な結果を残さなければなりません。今はまだマジョルカの久保建英ですが、レアル・マドリードでのスタメン争いはすでに始まっています。
マジョルカでは今後どのようなポジションでどう成長していくのか。今後の久保建英には要注目です。
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