今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
バレンシアCFに所属するカルロス・ソレールです。
2018-19シーズンのバレンシアでは公式戦51試合に出場し4ゴール9アシストをマーク。U21 EUROではスペイン代表のメンバーとして優勝に大きく貢献したメンバーの1人です。
今回はそんなソレールの生い立ちやポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
ソレールのプロフィール
名前:カルロス・ソレール・バラガン
生年月日:1997年1月2日
国籍:スペイン
チーム:バレンシアCF(背番号8)
身長:180cm
体重:76kg
利き足:右
ポジション:ミットフィルダー
1997年生まれの現在22歳です(2019年時点)。
バレンシアでは8番をつけ、U21スペイン代表では7番をつけています。
身長は180cmで体重76kgと欧州では一般的な体型といえます。
生い立ち&プロキャリア
ソレールはスペインのバレンシア州バレンシア県バレンシアで生まれ育ちます。バレンシアはバレンシア州の州都であり、スペインではマドリード、バルセロナに次いで3番目の人口規模を誇る地域です。また港湾都市としても有名で、ヨーロッパでもトップクラスの貨物取扱量を誇ります。
このような地域で生まれ育ったソレールは近所のサッカークラブでサッカーを始め、そこで技術を磨きます。
そして2005年(当時8歳)にはバレンシアCFの下部組織に加入します。そのバレンシアCFではアンダーカテゴリーを順調に駆け上がり、2014-15シーズンには当時スペイン3部リーグに所属していたバレンシアCF・メスタージャ(リザーブチーム)に昇格。2015年5月にはバレンシアCF・メスタージャでシニアデビューを果たします。
当時18歳ながらシニアデビューを果たしたソレールですが、続く2015-16シーズンにはバレンシアCF・メスタージャでレギュラーとして起用され36試合に出場し5ゴールをマーク。
翌シーズン(2016-17)にはトップチームに昇格し、2016年12月のレアル・ソシエダ戦でトップチームデビューを果たします。ちなみに2016-17シーズンは公式戦26試合に出場し3ゴールをマーク。シーズン後半はフルタイム出場する試合が多く、ソレールからすれば飛躍した1年だったと思います。
翌シーズンからはトップチームでコンスタントに出場機会が与えられ、2017-18シーズンは37試合に出場します。
そして2018-19シーズンはチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグといった大舞台を経験。加えてコパ・デル・レイ(スペイン国内カップ)ではFCバルセロナとの決勝戦で1アシストを記録し、バレンシアCFの優勝に大きく貢献しました。
ポジション
2018-19シーズンのマルセリーノ監督率いるバレンシアCFでは4-4-2のフォーメーションで戦う試合が多かったようです。ソレールはその中で右のサイドハーフで起用されていました。
ですがもともとはインサイドハーフ(4-3-3の中盤3枚の両端など)のプレイヤーだったらしく、マルセリーノ監督によって右サイドハーフにコンバートされたそう。そのため中盤でもプレーできる選手です。
プレースタイル
ソレールの強みは以下の通りです。
・精度の高いクロス
・献身的な守備
それでは以下からソレールのストロングポイントを1つずつ解説していきます。
精度の高いクロス
ソレールの特筆すべき点はクロス精度の高さです。前線の選手の高さや位置、動き方などに合わせてスピードのあるクロスや柔らかいクロスを蹴り分け、的確な位置にボールを供給できます。
また前にスペースが空いていたり、パスコースがない場合は自らシュートを放ったり、ドリブルで駆け上がったりしてチャンスを作ります。味方とのコンビネーションでサイドを崩す動きも見られ、状況に応じたプレーでチャンスを作れるプレイヤーです。
献身的な守備
ソレールは守備において献身的な選手です。ボールを奪われるとすぐさまプレスを仕掛けボール奪取を試みます。
また、自陣に引いて守る際にはマークする選手へのパスコースを切りながらボール保持者に近づき、数的優位な状況を作るシーンが見られます。
献身性もありつつ、守備能力が高いプレイヤーで右サイドでは攻守において重要な役割を果たしています。
まとめ
今回はカルロス・ソレール特集ということで生い立ちやプレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
ソレールはバレンシアの下部組織で育ち、今ではトップチームの主力メンバーとしてバレンシアで重要な選手となっています。現時点(2019年)で22歳とこれからが楽しみなプレイヤーです。
バレンシアCFとは2021年までの契約で違約金は8000万ユーロに設定されているようです。獲得にはマンチェスター・シティやパリ・サンジェルマン、バルセロナなどが関心を示しているそう。いずれにせよビッククラブへの移籍は近そうです。