今回紹介するのはチェルシーに所属するイタリア代表のダヴィデ・ザッパコスタです。
アントニオ・コンテ監督に見いだされたプレイヤーの1人で、2017-18シーズンは公式戦38試合に出場、2ゴール2アシストをマークしています。
今回はそんなザッパコスタの生い立ちやポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
ザッパコスタのプロフィール
名前:ダヴィデ・ザッパコスタ
生年月日:1992年6月11日
国籍:イタリア
チーム:チェルシー(背番号21)
身長:182cm
体重:72kg
利き足:右
ポジション:ディフェンダー
ザッパコスタは1992年生まれの現在27歳(2019年時点)の選手です。
チェルシーでは背番号21を背負っています。
身長182cmで体重は72kgとかなり細身です。
ザッパコスタの生い立ち&プロキャリア
ザッパコスタはイタリア・ラツィオ州フロジノーネ県のソーラという地域で生まれ育ちます。ソーラは製造業が盛んな地域で製紙工場などがあるそうです。上の画像はザッパコスタがアップしているソーラの街並みです。赤茶色の屋根に白い外壁の建物が立ち並び、美しい景観を保っている地域となっています。
このような地域で生まれ育ったザッパコスタですが、幼少期の頃は地元のクラブチーム・ラツィオの大ファンだったそうです。ラツィオで得たサッカーへの愛を糧に小さい頃から地元ソーラの育成チームで練習に励みます。
2008年には現在イタリア4部相当に所属するイーゾラ・リーリのユースチームに加入します。それからイーゾラ・リーリでは2010年(当時17歳)にトップチームデビューを果たし、2011年までプレーします。
2011-12シーズンからは当時イタリア3部リーグに所属していたアヴェッリーノに活動の拠点を移します。
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アヴェッリーノでは在籍2シーズン目に優勝を果たし、セリエB(イタリア2部リーグ)昇格に大きく貢献しています。
セリエBに昇格したアヴェッリーノでは、その後もう1シーズンプレーしています。
それから2014年6月にはアヴェッリーノでの活躍が認められ、セリエAに所属するアタランタへの移籍が決まります。
そのアタランタでは加入初年度から右サイドバックのレギュラーに定着し、出場した30試合で3ゴールをマークています。
アタランタで1年間プレーした後、2015年7月には同じくセリエAに所属するトリノへの移籍が決まります。
ちなみにアタランタは今やセリエAでトップ3に入るようなチームですが、ザッパコスタが加入したシーズンの結果は17位と降格圏争いをするようなチームでした。
ザッパコスタはステップアップするかたちでトリノ加入を決めています。
トリノでは加入初年度は途中交代や途中出場の試合が多く、レギュラーには定着できませんでしたが、在籍2シーズン目の2016-17シーズンには右サイドバックのレギュラーとして29試合に出場しています。
2017年8月にはトリノでの活躍に目を付けたチェルシーが4年契約でのザッパコスタ獲得を発表。
2017-18シーズンはコンテ監督のもと、公式戦35試合に出場、2ゴール2アシストをマークしています。
ただ、2018年にサッリ監督が就任してから出場機会を得られていないこともあり、去就には注目が集まっています。
ザッパコスタのポジション
今シーズンはサッリ監督のもと右サイドバックで起用されていました。
昨シーズンのコンテ監督時代は右ウイングバックで起用されていて、右の守備的なポジションであればどこでもプレーできるプレイヤーです。
ザッパコスタのプレースタイル
ザッパコスタのプレースタイル、ストロングポイントは以下の通りです。
・右サイドからのクロスボール
・相手を崩すドリブル
それではザッパコスタのプレースタイル、ストロングポイントを1つずつ解説していきます。
右サイドからのクロスボール
右からのクロスボールはザッパコスタ最大の武器です。
早いボールや柔らかいボールを状況に応じて蹴り分け、ゴール前にいるプレイヤーへ精度の高いクロスを提供できます。
フォワードの抜け出しに合わせるアーリークロスであったり、ゴール前でフリーのプレイヤーを見つけ、その選手に提供するクロスも非常に上手いです。
相手を崩すドリブル
ドリブルもザッパコスタの強みの1つです。
足元が上手いというわけではありませんが、瞬発的なスピードを活かしたり空いたスペースを使ったドリブル突破ができます。
また、敵陣の深い位置まで持ち上がり切り返しで相手ディフェンダーをはがし、それからクロスを放つ一連のプレーも得意としています。
スピードと高精度のクロスがあるため相手ディフェンダーは対応が難しい選手です。
まとめ
今回はザッパコスタ特集ということで生い立ちやプレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
今シーズンは目立った活躍を収められなかったザッパコスタですが、来シーズンはアスピリクエタのバックアッパーとして出場機会が増えるのではないかと考えています。
サッリ監督は母国復帰するのではないかと言われていますので、新たに就任する監督の信頼を掴み、これまで以上の活躍を期待したいところです。