今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
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ナポリ&スペイン代表のファビアン・ルイスです。
2018年に加入したナポリでは加入初年度から主力選手として公式戦40試合に出場し、7ゴールをマークしています。2019年6月にはスペインのフル代表デビューも果たし、U21EUROでも大会MVPに選出され、現在乗りに乗っているプレイヤーです。
今回はそんなファビアン・ルイスの生い立ちやポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
ファビアン・ルイスのプロフィール
名前:ファビアン・ルイス・ペーニャ
生年月日:1996年4月3日
国籍:スペイン
チーム:SSCナポリ(背番号8)
身長:189cm
体重:70kg
利き足:左
ポジション:ミットフィルダー
1996年生まれの現在23歳です(2019年時点)。
ナポリでは8番を背負い、スペイン代表では19番をつけています。
身長189cm、体重70kgと高身長スリムな体型をしています。
生い立ち&プロキャリア
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ファビアン・ルイスはスペインのアンダルシア州セビリア県ロス・パラシオス・イ・ビジャフランカという地域で生まれ育ちます。セビリア県はセビージャFCとレアル・ベティスの2つのチームが本拠地を構える地域で、この2チームのダービーマッチはサポーターが熱くなることで有名です。
ファビアン・ルイスのサッカーキャリアは、地元にあるEFラ・ウニオン・デ・ロス・パラシオスというチームで始まります。その後8歳でレアル・ベティスの下部組織に加入し、アンダーカテゴリーを順調に駆け上がっていきます。
2014-15シーズンには当時スペイン3部リーグに所属していたレアル・ベティスBへの昇格が決まり、Bチームでは1シーズンを通して19試合に出場しています。また、2014年12月には当時2部リーグに所属していたトップチームでもデビューを果たし、トップチームではその後6試合に出場。レアル・ベティスはその年に1部昇格を決めています。
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スペイン1部リーグに昇格した2015-16シーズンのベティスでは14試合に出場。途中交代や途中出場の試合が多く、スタメンを奪えずにシーズンが終わってしまいます。
続く2016-17シーズンも前半は印象的な活躍を見せられず、2017年1月には当時スペイン2部リーグに所属していたエルチェCFへのローン移籍が決定します。
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そのエルチェでは半シーズンで18試合に出場し、1ゴールをマーク。シーズン終盤ではフルタイム出場する試合が多く、例年よりも良いかたちでシーズンを終えました。
それからベティスに戻ってきた2017-18シーズンにはレギュラーとして起用され、公式戦35試合に出場、3ゴール6アシストをマークしています。
ベティスでの活躍を受け、2018年7月にはイタリアの強豪SSCナポリへの移籍が決定します。
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そのナポリでは加入初年度から公式戦40試合に出場し、7ゴール4アシストを記録。セリエA2位フィニッシュに大きく貢献したプレイヤーとなっています。
ポジション
2018-19シーズンのアンチェロッティ監督率いるナポリでは主にダブルボランチの一角で起用されていました。また、サイドハーフで起用される試合もあったようです。
プレースタイル
ファビアン・ルイスの強みは以下の通りです。
・ミドルシュート
・精度の高いパス
・ボール奪取
それでは以下からファビアン・ルイスのストロングポイントを1つずつ解説していきます。
ミドルシュート
ファビアン・ルイスの特筆すべき点は精度の高いミドルシュートです。ボックス外からでも枠ギリギリに強烈なシュートを蹴れます。精度が高いあまり、シュートがポストに直撃するシーンも多々見られるほど。
こちらはUEFA U21 EUROのスペイン代表で出場したポーランド戦のハイライトです。0:54のシーンはポスト直撃、1:23はミドルシュートを決めるシーンとなっています。2:21のシーンなんかも惜しいシュートを放っています。
U21 EUROでのパフォーマンスや2018-19シーズンのナポリでの7ゴールという結果からも分かる通り、得点力の高さはファビアン・ルイスの大きな武器です。
精度の高いパス
パス精度の高さもファビアン・ルイスの魅力のひとつです。サイドでフリーの選手を見つけロングボールを供給したり、ディフェンスラインを抜け出す選手に合わせるロブパス、スルーパスだったり。状況に応じて的確な位置へ様々な種類のパスを供給できます。
ちなみに2018-19シーズンのセリエAでは1試合平均66.6本(4位)のパスを通し、パス成功率は89.8%(13位)を記録しています(whoscored.com参照)。データからも読み取れる通り、ミスが少ない選手で尚且つプレイメイカーとして多くのプレーに関わっていることが分かります。
ボール奪取
身長189cmという体型から想像できる通り、ファビアン・ルイスは手足が長いプレイヤーです。加えてその長い足を器用に使えるため、タックルの際はしっかりとボールにチャレンジできます。
ボールにチャレンジするので当然ファウルをもらうことも少ないですし、ボールを刈り取る能力に長けた選手です。
攻撃面に目がいきがちなプレイヤーですが、守備面での貢献度も高いので守備にも注目して見てください。
まとめ
今回はファビアン・ルイス特集ということで生い立ちやプレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
ベティスの下部組織で育ち、レンタルを経験しながらイタリアの強豪ナポリで中心選手になるまで成長したスペイン期待の若手選手。先日行われたU21 EUROでは大活躍を収め、MVPを獲得していましたね。この結果からも市場価値をあげたと思いますし、今後が楽しみなプレイヤーだと個人的に感じました。
レアル移籍が噂されていますが来シーズンはどこでプレーするのか、今後の動向に注目です。