今回紹介するのはマンチェスター・シティ&ブラジル代表のガブリエル・ジェズスです。
2018-19シーズンは公式戦47試合に出場し21ゴールをマーク。アグエロが好調だったため途中出場や途中交代の試合が多くなりましたが、出場した試合ではしっかりと結果を残していました。
今回はそんなガブリエル・ジェズスの生い立ちやポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
ガブリエル・ジェズスのプロフィール
名前:ガブリエウ・フェルナンド・デ・ジェズス
生年月日:1997年4月3日
国籍:ブラジル
チーム:マンチェスター・シティ(背番号9)
身長:175cm
体重:73kg
利き足:右
ポジション:フォワード
ガブリエル・ジェズスは1997年生まれの現在22歳です(2019年時点)。
マンチェスター・シティでは2018-19シーズンまで33番をつけていましたが、2019-20シーズンから背番号9を背負うことになっています。ブラジル代表でも背番号9をつけています。
身長は175cmで体重73kgと大柄な選手ではありません。
ガブリエル・ジェズスの生い立ち&プロキャリア
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ガブリエル・ジェズスはブラジル・サンパウロ州にあるジャルジンペリという地域で生まれ育ちました。
下の画像はガブリエル・ジェズスが生まれ育ったジャルジンペリの街並みの一部となっています。画像の中央部分にはガブリエル・ジェズスの姿がペイントされているのが分かると思います。
ガブリエル・ジェズスは生まれ故郷のジャルジンペリでヒーロー的な存在で地元のサッカー少年はジェズスを目指して日々練習に励んでいるようです。
わずか4年間で、ワールドカップ出場選手に・・・
ガブリエル・ジェズスの恩師と叔父が語った🤙日本語字幕付き👐 pic.twitter.com/mKW7YkUw01
— Manchester City (@ManCityJP) June 4, 2018
また上の動画を見ていただければ分かる通り、ガブリエル・ジェズスは地元開催のワールドカップに向けた街のペイントをするアルバイトをしていたこともあったそうです。
サッカーに真剣に取り組くみつつもアルバイトをしなければならなかったわけですが、それもガブリエル・ジェズスが母子家庭で育っていたからです。
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ガブリエル・ジェズスの母は息子にはつらい思いをさせたくないということで、学校にもサッカーの練習にも毎日行かせ、当時は厳しく育てていたのだそう。
ガブリエル・ジェズスは女手一つで育ててくれた母親に相当感謝していたらしく、「将来はプロサッカー選手になって母を貧困から救う」という思いでサッカーに取り組んでいました。
今では有名な話ですがゴール後の電話をかけるあのポーズは、「試合後(母親に)電話をするね」という意味が込められているのだとか。
そんなエピソードを持ったガブリエル・ジェズスですが、サッカーを本格的に始めたのは8歳の頃です。地元のサッカースクールに通い、2013年までの約7年間技術を磨きました。
そしてガブリエル・ジェズスが15歳の頃にブラジルの名門パルメイラスの下部組織に加入します。
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パルメイラスではアンダーカテゴリーを順調に駆け上がり、2015年3月には当時17歳でトップチームデビューを果たします。
そしてガブリエル・ジェズスはデビューシーズン(2015シーズン)で20試合に起用され、若手プレイヤーから選出されるゴールデンボール賞を受賞。
続く2016シーズンには主力メンバーとして46試合に出場し、21ゴールをマークします。ガブリエル・ジェズスは10代にして驚異的な得点力を見せ、欧州からも注目されるプレイヤーになります。
そして2016年8月にはマンチェスター・シティへの移籍が決定。
バルセロナからもオファーが来ていたようですが、ガブリエル・ジェズスが選んだ移籍先はマンチェスター・シティでした。
ただ、2016シーズンのブラジル選手権が終了するまではパルメイラスでプレーしていたため、ガブリエル・ジェズスがマンチェスター・シティに加入したのは2017年1月です。
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マンチェスター・シティに加入したガブリエル・ジェズスは加入初年度となる2016-17シーズンで11試合に出場し、7ゴールをマーク。
続く2017-18シーズンには42試合に出場し17ゴールを決め、シティのプレミアリーグ制覇に大きく貢献しました。
シティ在籍3年目の2018-19シーズンはアグエロとのポジション争いに敗れ、主にカップ戦での出場が多くなりましたが、、終わってみれば21ゴールを記録しリーグ連覇やリーグカップ制覇に貢献しています。
ガブリエル・ジェズスのポジション
ガブリエル・ジェズスは主にトップの位置で起用されるプレイヤーです。
2018-19シーズンのガブリエル・ジェズスはマンチェスター・シティで主にセンターフォワードで起用されています。

また、ブラジル代表として出場しているコパ・アメリカでは、ネイマールの負傷離脱もあり右ウイングで起用されています。
シティでも何試合か右ウイングで起用されていましたが、コパ・アメリカではフィルミーノがトップで右ガブリエル・ジェズス、左エヴェルトンとなっています。

ガブリエル・ジェズスのプレースタイル
ガブリエル・ジェズスのプレースタイルやストロングポイントは以下の通りです。
・オフザボールの動き
・ドリブルテクニック
・シュート精度
それでは以下からガブリエル・ジェズスのプレースタイル、ストロングポイントを1つずつ解説していきます。
オフザボールの動き
ボールを持っていないときの動き出しやポジション取りの良さはガブリエル・ジェズス最大の強みといっていいかもしれません。
例えば相手ディフェンダーの視野から外れるポジショニングや味方のパスに対してディフェンスラインを的確なタイミングで抜け出す動き出しの良さなど、相手ディフェンダーを置き去りにした状態でボールを受けれます。
また、相手を引き付け味方にスペースを与えるような、おとりになる動きができる選手です。
元日本代表監督のハリルホジッチもジェズスの動きを高く評価し、「止まったプレーをしない、常に少し動きながらやっている」とコメントしています。
このことからもわかる通り、とにかく細かすぎて伝わりにくい能力がずば抜けているプレイヤーなのです。
ドリブルテクニック
ガブリエル・ジェズスはオフザボールだけではなく、ボールを持った状態でも素晴らしいテクニックを見せる選手です。
ブラジル人らしい高度な足元のテクニックを持ち、狭いスペースでも相手を華麗にかわして前へボールを持ち運べます。
また、激しいプレスにも屈しないフィジカルの強さも兼ね備えており、相手ゴール前では脅威になります。
シュート精度
シュートの精度の高さもガブリエル・ジェズスの強みの1つです。
利き足である右足はもちろん逆足のキック精度も高く、両足でゴール隅に蹴り分けられる技術を持っています。
また、ガブリエル・ジェズスはヘディングも上手なプレイヤーです。ゴール前に入る柔らかいクロスや速いクロスにベストタイミングで頭に合わせ得点を奪います。
身長175cmと高さはありませんが、ポジショニングの良さからゴール前でフリーな状況をつくり、競り合わずにゴールを決めれます。
まとめ
今回はガブリエル・ジェズス特集ということで生い立ちやプレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
母子家庭で生まれ育ち、厳しい生活を送っていた幼少期のガブリエル・ジェズス。
2014年までペンキを塗るバイトをしていた少年は5年後、欧州サッカーの最高峰に立つマンチェスター・シティの9番を背負う存在になりました。
2018-19シーズンのガブリエル・ジェズスはカップ戦要因でしたが、公式戦21ゴールをマークしチームの3冠に大きく貢献しています。
20代前半ながらすでにブラジル代表でもプレーし、マンチェスター・シティでも得点を量産しているガブリエル・ジェズスはこれからが楽しみなプレイヤーです。




