今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
SCフライブルク&ドイツ代表のルカ・ヴァルトシュミットです。
2019年に開催されたUEFA U-21欧州選手権ではドイツ代表として出場し7得点をマーク。大会得点王となり、注目を集めました。2019-20シーズンはブンデスリーガ開幕から好調を維持しており、2019年9月にはフル代表に初召集された注目の若手選手です。
今回はそんなルカ・ヴァルトシュミットの経歴やポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
ルカ・ヴァルトシュミットのプロフィール
名前:ジャン・ルカ・ヴァルトシュミット
生年月日:1996年5月19日
国籍:ドイツ
チーム:SCフライブルク(背番号11)
身長:181cm
体重:74kg
利き足:左
ポジション:フォワード
1996年生まれの現在23歳です(2019年時点)。
SCフライブルクでは11番をつけ、直近のドイツ代表の試合(ユーロ予選)では19番をつけています。
身長は181cmで体重は74kgと欧州では一般的な体格といえます。
経歴
ヴァルトシュミットはドイツのジーゲンという地域で生まれています。父親のヴォルフガングは元プロサッカー選手で、現役時代はドイツ・ブンデスリーガ2部でプレーしていたのだそう。
父親の影響もあって、2001年からSSVオラニエン・フローンハウゼンというチームでサッカーを始めます。その後いくつかのチームを渡り歩き、2010年にアイントラハト・フランクフルトに加入しました。
フランクフルトの下部組織では優秀な成績を残し、2015年4月のボルシア・ドルトムント戦でトップチームデビューを果たします。
翌シーズン(2015-16)には公式戦14試合に出場、1ゴール1アシストをマーク。19歳ながらもトップチームで出場機会を与えられ、クラブからは期待を寄せられていました。
しかし、2016年7月には同じドイツ・ブンデスリーガに所属するハンブルガーSVへの移籍が決定。
ハンブルガーSVでは加入初年度は公式戦16試合に出場、2ゴール2アシストをマーク。翌シーズン(2017-18)は公式戦22試合に出場1ゴール2アシストをマークといった感じで印象的な活躍を残せません。
チームも不調で2017-18シーズンにはブンデスリーガ17位と2部降格圏でフィニッシュしてしまいました。
その影響もあってヴァルトシュミットは2018年5月にブンデスリーガ1部のSCフライブルクへの移籍を決断します。
フライブルクでは加入初年度から公式戦32試合に出場し、9ゴール3アシストをマーク。キャリアハイとなる成績を残しました。
そして2019-20シーズンは開幕から好調で記事執筆時点(ブンデスリーガ第5節終了)では公式戦6試合に出場、3ゴールをマーク。2019年9月にはドイツ代表にも選出されており、さらなる活躍が期待されます。
ポジション
2018-19シーズンのSCフライブルクでは「4-2-2-2」のフォーメーションで戦う試合が多かったようです。その中でヴァルトシュミットはセンターフォワードで起用されていました。
また、ダブルトップ下の右も任される試合があり、中央と右の攻撃的なポジションで起用されるプレイヤーです。
プレースタイル
続いてはヴァルトシュミットのプレースタイルについてです。ヴァルトシュミットの強みとしてあげられる能力は以下の通りです。
・左足のキック精度
・決定力の高さ
以下からヴァルトシュミットの強みを1つずつ解説していきます。
左足のキック精度
利き足である左足のキック精度の高さはヴァルトシュミットの強みです。
シュートはボックス内からはもちろん、遠目の位置からもゴール隅にスピードのあるシュートを打ってきます。スピードがある上、しっかり枠内に蹴ってくるためキーパーが触ってもそのままゴールに入っていきます。
また、ゴール向かってやや右寄りのサイドでボールを受け、そこから内側にカットインしてシュートを打つシーンも見られます。左足のカットインシュートも精度が高く、ゴール隅に強烈なシュートを放ちます。
そしてヴァルトシュミットはPKも上手いプレイヤーです。PKはほぼ毎回といっていいほどゴール向かって右に蹴り、相手キーパーも右側に蹴ってくることを知っているのですが、ヴァルトシュミットはしっかり決めます。
ゴール隅ギリギリを狙って蹴るため、相手キーパーも蹴った方向と同じ方向に飛んでも止めることができないといった感じです。
このように左足には相当な自信を持ったプレイヤーです。
決定力の高さ
チャンスシーンになったらしっかり得点を決める決定力の高さも魅力の部分です。
相手のゴールキーパーと1対1の状況になった場合はループシュートやゴール隅にしっかり得点を決めます。また、先ほども解説しましたが、シュートはボックス内でも遠目からでもスピードのあるボールを蹴るため、相手キーパーも対応が難しいプレイヤーとなっています。
さらに攻撃時のポジショニングも良く、カウンター攻撃などの際には急所を突くポジショニングでボールを受け得点に絡みます。
味方のシュートがブロックされた場合にもこぼれ球に素早く寄せ、そこで得点を奪うシーンが見られます。得点への嗅覚が優れた選手です。
まとめ
今回はルカ・ヴァルトシュミット特集ということで経歴やポジション、プレースタイルを解説しましたがいかがでしたでしょうか。
フランクフルトでプロキャリアをスタートさせたヴァルトシュミットはその後ドイツ国内のクラブを渡り歩き、現在SCフライブルクに在籍しています。2018-19シーズンはキャリアハイとなる公式戦32試合に出場し、チーム内では2番目となる9ゴールをマークしました。
まだ23歳ですので今後の活躍が期待したい選手です。