今回紹介するのはトッテナムに所属するアルゼンチン代表のロ・チェルソです。
2018-19シーズンはキケ・セティエン監督のもと46試合に出場し、16ゴールをマーク。
2019年8月にはイングランドの名門、トッテナム・ホットスパーへの移籍が決まり、今後の活躍が楽しみな選手です。
今回はそんなロ・チェルソをの生い立ちやポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
ロ・チェルソのプロフィール
名前:ジオヴァニ・ロ・チェルソ
生年月日:1996年4月9日
国籍:アルゼンチン&イタリア
チーム:トッテナム・ホットスパー(背番号18)
身長:177cm
体重:68kg
利き足:左
ポジション:ミットフィルダー
ロ・チェルソは1996年生まれの現在23歳(2019年時点)です。
生まれはアルゼンチンですが、イタリアにもルーツを持っているようです。
トッテナム・ホットスパーでのロ・チェルソは18番をアルゼンチン代表では20番を背負っています。
身長は177cm、体重は68kgと欧州では平均的な体型と言えます。
ロ・チェルソの生い立ち&プロキャリア
ロ・チェルソはアルゼンチン・サンタフェ州のロサリオという都市で生まれ育ちます。
ロサリオはサンタフェ州最大の都市であり、アルゼンチン国内では人口や経済規模において第3の都市として機能しています。
リオネル・メッシの出身地としても有名な地域です。
このような地域で生まれ育ったロ・チェルソは、2010年に地元のクラブ、ロサリオ・セントラルの下部組織に加入します。
ロサリオ・セントラルは過去にディ・マリアが在籍していたクラブでもあり、近年ではアルゼンチン1部リーグの中位に位置します。
ロサリオ・セントラルでのロ・チェルソはU15→U17→U19と順調にステップアップを重ね、2015年7月(当時19歳)にはトップチームデビューし、その年は16試合に出場しています。
2016年7月にはフランスの強豪パリ・サンジェルマンへの移籍が決定。しかし、2016年12月31日まではレンタルというかたちでロサリオ・セントラルに残ってプレーしています。
ちなみに2016シーズンのロ・チェルソはロサリオ・セントラルで27試合に出場、2ゴールをマークしています。
それから2017年1月にパリ・サンジェルマンへ活動の拠点を移します。
パリ・サンジェルマンでのロ・チェルソは2年目の2017-18シーズンに48試合に出場し、6ゴールをマーク。
途中出場や途中交代の試合が多かったものの、若手ながら1シーズンを通して安定したパフォーマンスを見せました。
しかし、2018年8月にはレアル・ベティスへの買取オプション付きのレンタル移籍が決定します。
パリ・サンジェルマンは若手有望株を買取オプション付きで放出したですが、この移籍の狙いは何だったのでしょうか。
レアル・ベティスからすればキケ・セティエンのパスサッカーに必要なプレイヤーと見たのでしょうが、パリの思惑は全く読めません。
結局、レアル・ベティスでのロ・チェルソは2018-19シーズンに中心選手として活躍を収め、2019年4月には2200万ユーロの移籍金を支払いレアル・ベティスへの完全移籍が決定しています。
ベティスでのロ・チェルソの活躍を見れば、2200万ユーロは安い金額ですね。
そして2019年8月にはイングランドの名門、トッテナム・ホットスパーへの移籍が決定。
2020年1月にインテルに移籍したクリスティアン・エリクセンの後釜として、活躍が期待されています。
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ロ・チェルソのポジション
2018-19シーズンのキケ・セティエン監督のもとではボランチやトップ下のポジションで起用されていました。
また「3-4-2-1」の他にも「3-1-4-2」で戦う試合も多く、その時のロ・チェルソはセカンドトップのポジションでも起用されています。
ロ・チェルソのプレースタイル
ロ・チェルソのプレースタイルは以下の通りです。
・ゲームメイク
・シュートテクニック
それでは以下からロ・チェルソのプレースタイル、ストロングポイントを1つずつ解説していきます。
ゲームメイク
ロ・チェルソの特筆すべき点は中盤でのゲームメイク能力です。
サイドで幅を取っているウイングバックへ高精度のロングパスであったり、空いたスペースを駆け上がるドリブルであったりとビルドアップの際に状況に応じて最適な判断を選択できます。
また、フォワードへの縦パスやディフェンスラインを抜け出す選手へのロブパスやスルーパスなど、チャンスメイクもできるプレイヤーです。
2018-19シーズンのベティスでマークしたアシストは5とそれほど多くはありませんが、ロ・チェルソのパスが起点となって生まれたゴールは数多いです。
シュートテクニック
2018-19シーズンの16ゴールという結果からも読み取れるようにシュートが非常に上手いプレイヤーです。
ボックス外からの強烈なシュートであったり、ゴール隅にコントロールしたシュートも高い精度を誇ります。
また、キーパーとの1対1のシーンではキーパーの動きをギリギリまで観察し、ループシュートや左右にコントロールしたシュートなど状況に応じて様々な種類のシュートを蹴り分けられます。
まとめ
今回はロ・チェルソ特集ということで生い立ちやポジション、プレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
ロ・チェルソがプロキャリアをスタートさせたのはアルゼンチンのロサリオ・セントラルというクラブでした。
それからパリ・サンジェルマンに移籍したロ・チェルソは2シーズン目に48試合に出場し、2018年にはベティスへの移籍が決定。
2019年夏にはトッテナム・ホットスパーへの移籍が決まり、順調にステップアップを続けている選手です。
プレースタイルについては司令塔タイプのプレイヤーで、チャンスを作るパスや強烈なミドルシュートを得意とします。
まだ若くこれからの選手ですので、トッテナム・ホットスパーとアルゼンチン代表での今後の活躍に期待したいところです。