今回は紹介するのはアーセナルFCに所属するコートジボワール代表FW二コラ・ペペです。
2018-19シーズンにLOSCリールで大ブレイクし、2019年8月にイングランドの名門アーセナルへの移籍が決まりました。
この記事では二コラ・ペペの経歴やポジション、プレースタイルまとめていますので気になる方はチェックしてみてください。
ニコラ・ペペのプロフィール
名前:ニコラ・ペペ
生年月日:1995年5月29日
国籍:コートジボワール&フランス
チーム:アーセナルFC
身長:178cm
体重:69kg
利き足:左足
ポジション:フォワード
二コラ・ペペは1995年生まれの記事執筆時点(2020年3月下旬)で24歳です。
生まれたのはフランスですが、二コラ・ペペの両親がコートジボワール人なのでコートジボワール国籍も有しています。
身長は178cmで体重69kgと欧州では一般的な体型の選手です。
二コラ・ペペの生い立ち&プロキャリア
ニコラ・ペペは1995年5月29日にフランスのマント・ラ・ジョリーで生まれています。
先ほども解説しましたが、生まれはフランスでコートジボワールにルーツを持ち国籍はコートジボワールとフランスの2つを持っています。
二コラ・ペペがプロキャリアをスタートさせたのは、2012年当時フランス全国選手権3(フランス5部リーグ)に所属していたポワティエというチームでした。
ちなみに2012-13シーズンはポワティエで9試合に出場し2ゴールをあげています。
この時のニコラ・ペペは5部相当のアマチュアリーグの選手ですから全くもって無名の存在でした。
しかし、当時2部リーグに所属していたアンジェSCOの監督ステファヌ・ムーランの友人がニコラ・ペペに目をつけアンジェSOCに獲得するように薦めます。
この推薦をきっかけに二コラ・ペペは2013年にアンジェSOC(当時フランスリーグ2部のチーム)に加入します。
思わぬかたちでステップアップを果たしたニコラ・ペペですが、はじめの2年間はBチームやトップチームの控えだったりとなかなか出場機会を掴めませんでした。
そんな中、2015-16シーズンにはアンジェSOCがリーグ・アンに昇格したということもあり、当時フランス3部リーグに所属していたオルレアンにレンタルで貸し出されます。
オルレアンに加入した二コラ・ペペは33試合に出場し、9ゴールをマーク。まずまずの結果を残しました。
そしてアンジェに戻った二コラ・ペペは2016-17シーズンに復帰初年度ながら1部リーグで33試合に出場し、3ゴールをマークします。
ゴール数は少なかったものの二コラ・ペペは当時22歳と若く将来が期待されていたこともあり、2017年6月にLOSCリール・メトロポールへと完全移籍を決めます。
そしてここからニコラ・ペペのシンデレラストーリーが始まったのです。
リール移籍初年度(2017-18シーズン)のニコラ・ペペは公式戦39試合に出場、14ゴール5アシストをマーク。
そして在籍2年目の2018-19シーズンには公式戦41試合に出場し23ゴール12アシストをマークしています。
2年目のシーズンにあげたゴール数はリーグ戦が22ゴールでカップ戦が1ゴールだったのですが、リーグ戦のゴール数はパリ・サンジェルマンのムバッペに次ぐリーグ2位の成績となっています。
ちなみに2017-18シーズン終了後にはフランスの強豪オリンピック・リヨンから獲得オファーが届いていたそうですが、ニコラ・ペペをこのオファーを断りリールに留まることを決断しています。
二コラ・ペペは残留の理由について「ここでやるべきことを終えていないから」と語り自身のキャリアに対して計画性を持っていることを明かしています。
数年前までは5部相当のチームに在籍していた無名の選手が今ではリーグ・アンを代表するトップストライカーに。
周囲の期待を上回る活躍を続ける中、どうやら本人はプロにさえなれると思っていなかったそうです。この活躍ぶりに一番驚いているのは本人かもしれません。
LOSCリールでの活躍を受け、2019年8月にはイングランドの名門アーセナルFCへの加入が決定。
2019-20シーズンは二コラ・ペペの新たなキャリアがスタートします。
二コラ・ペペのポジション
2018-19シーズンのリールは4-2-3-1のフォーメーションで戦う試合が多かったようです。
その中でニコラ・ペペは主に右ウイングで起用されていました。
また、2017-18シーズンにはセンターフォワードでも起用されていた試合があり、右と中央の攻撃的なポジションで起用される選手です。
二コラ・ペペのプレースタイル
プレースタイルについてはスピードを活かしたドリブルやキック精度の高い左足から放たれるシュート、パスなどでゴールにつながるプレーが得意な選手です。
ニコラ・ペペは足が非常に早く、スピードを活かしたドリブルはカウンター時や1対1の攻防で相手の脅威となります。
またスピードだけでなく足下のテクニックにも優れていて、敵陣で囲まれても相手をかわせたり、ファウルをもらうプレーができます。
さらにキック精度の高さもニコラ・ペペのプレースタイルを語る上で欠かせない要素です。
ゴールから離れた遠めの位置からでもゴール隅を狙った高い精度のシュートが打てますし、パスにおいてもゴール前の味方に的確に供給できます。
その結果として2018-19シーズンは(最終節を残して)22ゴール11アシストという驚異的な記録を残しています。
一方で守備面においては強度が低く、自陣に戻って守備をしないシーンが多く見られます。
おそらくリールでは守備は免除されているのかもしれません。
ただ、ニコラ・ペペが本来守るスペースが空いてしまい、サイドバックの選手がカバーする範囲が広くなっているため、守備ではリールの弱点となっているような気がします。
まとめ
今回は二コラ・ペペの経歴やポジション、プレースタイルを解説してきましたがいかがでしたか。
今やイングランドの名門アーセナルFCでプレーする二コラ・ペペですが、プロキャリアをスタートさせたのはフランス5部リーグに所属していたポワティエというチームでした。
ここまで順調にステップアップを続けている二コラ・ペペですが、まだ20代中盤とこれからのプレイヤーです。
プレースタイルについては足の速さを活かしたドリブルとキック精度の高いシュートが武器で、攻撃面の能力に長けています。
二コラ・ペペは2019-20シーズンからアーセナルFCでプレーすることとなっています。新天地でも活躍を期待したいところです。