今回紹介するのはマンチェスター・シティ&ベルギー代表のケヴィン・デ・ブライネです。
ベルギーとドイツ、イングランドでプレーしてきたデ・ブライネはヴォルフスブルク時代にブレイクを果たし、今やマンチェスター・シティに欠かせない存在となりました。
今回はそんなデ・ブライネの経歴やポジション、プレースタイルを解説していきます。
興味がある方はチェックしてみてください。
ケヴィン・デ・ブライネのプロフィール
名前:ケヴィン・デ・ブライネ
生年月日:1991年6月28日
国籍:ベルギー
チーム:マンチェスター・シティFC(背番号17)
身長:181cm
体重:不明
利き足:右
ポジション:ミットフィルダー
デ・ブライネは1991年生まれの現在28歳です(2019年時点)。
マンチェスター・シティでは17番をつけ、ベルギー代表では7番をつけてプレーしています。
身長は181cmとわりかし大柄な体格をした選手です。
デ・ブライネの経歴
デ・ブライネはベルギーのヘントという地域で生まれます。ベルギー人の父親とイングランド人の母親のもとで育てられました。
現在は2児の父親です。
そんなデ・ブライネは1997年に地元クラブのKVVドロンゲンというチームでサッカーを始めます。
そして1999年にはKAAヘントの下部組織に加入し、2005年にはKRCヘンクの下部組織でプレーを始めます。
国内のユースチームで順調にステップアップを重ねたデ・ブライネは2009年5月のシャルルロワSC戦でヘンクのトップチームデビューを果たします。
翌シーズン(2009-10)には出場機会が増え始め、ゴールやアシストを量産し3シーズンにわたって印象的な活躍を収めます。
ヘンクでの活躍を受け、2012年1月にはイングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーFCへの移籍が決定します(2011- 12シーズン終了時まではレンタルでヘンクに在籍)。
そして2012年8月にはドイツ・ブンデスリーガのヴェルダー・ブレーメンへのレンタル移籍が決定。
ブレーメンでは公式戦34試合に出場し10ゴール10アシストをマーク。20得点に絡む活躍を収め、翌シーズン(2013-14)にはレンタル元のチェルシーに帰還します。
しかし、チェルシーでのデ・ブライネは当時の監督であったジョゼ・モウリーニョとうまくやって行けず、出場機会をなかなか得られずにいました。
そんな中2014年1月には出場機会を求めて、移籍金1800万ポンドでドイツ・ブンデスリーガのVfLヴォルフスブルクへの完全移籍が決まります。
ヴォルフスブルクに移籍したデ・ブライネは2014-15シーズンに公式戦51試合に出場し、16ゴール28アシストをマーク。
素晴らしい成績を残し、2015年にドイツの年間最優秀選手賞を受賞しています。
ヴォルフスブルクでの大活躍を受け、2015年8月には当時のクラブレコードとなる移籍金5500万ポンドでマンチェスター・シティFCへの完全移籍が決まります。
マンチェスター・シティに移籍したデ・ブライネはゴールとアシストを量産し、チームの中心選手になりました。
2018-19シーズンは怪我に悩まされなかなか思うようなプレーができなかったようですが、2019-20シーズンはチャンピオンズリーグ制覇に向けて活躍が期待される選手です。
デ・ブライネのポジション
ペップ・マンチェスター・シティでは「4-3-3」のフォーメーションで戦う試合が多いです。
その中でデ・ブライネはインサイドハーフで起用されます。
右にデ・ブライネ、左にダビド・シルバというかたちが多く、デ・ブライネは主に右インサイドハーフでプレーしています。
また、ヴォルフスブルク時代のデ・ブライネは左右のウイングでも起用されており、トップ以外の攻撃的なポジションであればどこでもプレー可能です。
デ・ブライネのプレースタイル
・ミドルシュート
・長短のパス
・ドリブル
それでは以下からデ・ブライネのプレースタイル、ストロングポイントを1つずつ解説していきます。
ミドルシュート
ボックス内外から放たれる精度の高い強烈なシュートはデ・ブライネの1つの武器です。
特にミドルシュートは世界トップクラスの精度と強度の高さを誇り、遠目からもゴール隅に強烈なシュートが打てます。
利き足の技術は非常に優れたものを持っていますが、逆足(左)に関しても右足のレベルと変わらないシュートが打てるため相手ディフェンダーやキーパーは難しい対応を強いられます。
長短のパス
デ・ブライネはロングパスやショートパスの精度が高く、得点をアシストする場面が多く見られます。
例えば味方選手の相手ディフェンダーの背後を取る動きに合わせたスルーパスやロブパス、また様々な種類のクロスで決定機を作ります。
ロブパスやスルーパスは相手の選手が触れない絶妙なコースに出され、クロスはふわりと浮かせた柔らかいボールやグラウダーの速いボールなどボックス内の選手に合わせて質の高いボールが供給されます。
ドリブル
スピードやフィジカル、テクニックを活かしたドリブルもデ・ブライネの強みです。
スペースがあればスピードを上げて一気に持ち上がり、相手を引き付けて味方の選手にパスを出します。
パスコースがふさがれている場合は、先ほども解説した質の高いミドルシュートでゴールを奪います。
また、細かいタッチのドリブルで相手のタックルをかわしたり、狭いスペースでもボールをキープできるだけの足元の技術を持っています。
フィジカルも強く相手のプレッシャーに屈さずフィニッシュまで持っていける選手です。
それにデ・ブライネはボールを持っていないときの動きも素晴らしく、マンチェスター・シティでは相手センターバックとサイドバックの間に走ってボールを受け、そこからチャンスを展開する場面が多く見られます。
詳しくはマンチェスター・シティの攻撃戦術を解説した記事で紹介していますので興味がある方はチェックしてみてください。
まとめ
今回はケヴィン・デ・ブライネ特集ということで経歴やポジション、プレースタイルをまとめましたがいかがでしたでしょうか。
ヘンクでプロキャリアをスタートさせ、その後チェルシーではモウリーニョとうまくいかずヴォルフスブルクでプレーすることになったデ・ブライネ。
そのヴォルフスブルクでは2015-16シーズンに大ブレイクを果たし、当時のクラブレコードを更新する移籍金でマンチェスター・シティに加入が決まります。
プレースタイルについてはキック精度の高さを活かしたシュートやパスで得点に関与するプレーを得意とします。
マンチェスター・シティではCL制覇に向けて欠かせない存在ですので怪我せず1年間プレーしてほしいところです。