サッカー

【サウール・ニゲス物語】レアルのユースでいじめられた過去。アトレティコのスタメン&スペイン代表になるまで歩んだ道のり

今回はアトレティコのサウール物語と題して彼の生い立ちを簡単に紹介していきます。サウールは今後、確実にビックプレイヤーに育っていく選手ですので知っておいて損はありません。
少しでも気になる方は以下の内容を是非チェックしてみてください。

サウール・ニゲスの生い立ち

 

この投稿をInstagramで見る

 

Feliz por el gol y la victoria del equipo. Nos queda un largo camino. ¡¡Vamos!! ⚽️➕3️⃣

Saul Ñiguez Esclapezさん(@saulniguez)がシェアした投稿 –

以下ではサウールのユース時代、アトレティコBチーム&レンタル武者修行時代、現在のアトレティコトップチームの3つの構成に分けて彼の生い立ちを振り返っていきます。

ユース時代

サウールは1994年11月21日生まれでスペインのエルチェという地域で育ちました。サウールは当時から才能が秀でいていたようで、早くからビッククラブのユースチームへと加入することになります。
2006年、当時11歳の頃に故郷のエルチェを離れ、レアルマドリードのユースチームに加入しました。レアルマドリードのユースチームと言いますと最近では中井卓大君が在籍していることで話題となっていますね。

しかし、このチームではうまくやっていけず、結局2008年にアトレティコマドリードのユースチームへと移籍しています。レアルのユースでうまくいかなかった原因はいじめだったようです。

サウールは当時のことをこう語っています。

マドリードで過ごしたあの年(11歳の頃)、僕は多くのことを学んだ。とても成長したんだ。難しいシーズンで、スポーツとは関係のないことが起こったんだ。

いじめの具体的な内容はスパイクを盗まれたり、食べ物を盗まれたり。また、誰かが監督に手紙を渡し、その内容が監督の機嫌を損ねるような内容だったらしく、それをサウールが書いたことになり、グラウンドに2週間入れてもらえなかったこともあったようです。
このようにかなりひどいいじめを受けていて精神的にかなり弱っていたサウール。11歳の少年が親元を離れながらもこれほどひどいいじめを受けていたら、そりゃ誰だって弱りますよね。僕だったらすぐ辞めてやりますよ。

そんな中、2008年レアルマドリードのユースチームを退団した後にある人から電話が来たようです。その人が当時のアトレティコマドリードユース監督であったペペ・フェルナンデスです。彼からの電話では「アトレティコに来い」という言葉がかけられ、そこでアトレティコのユースチームに入団することを決めたそうです。
精神的に弱っていたサウールに対し、ペペ・フェルナンデス監督はずいぶんと気を使ってくれたらしく、当時のサウール少年にとってペペ・フェルナンデス監督の存在はかなり大きかったようです

こうしてサウールはアトレティコマドリードのユースチームで順調にステップアップを重ねてゆき、10-11シーズンにはカデーテA(U-16)から飛び級でアトレティコマドリードBに昇格します


アトレティコマドリードB&ラージョ時代

2010-11シーズンからはアトレティコマドリードのBチームに加わったサウール。当時はまだ16歳で、この年齢でBチームに昇格させたクラブからも期待の大きさがうかがえます。アトレティコマドリードBには計3シーズン在籍し、合計70試合に出場、8得点をあげています。

この活躍がラージョ・バジェカーノの目に留まり、2013-14シーズンにはラージョ・バジェカーノへとレンタル移籍が決まります。このシーズン、スペイン1部リーグに所属していたラージョ・バジェカーノでは合計34試合(カップ戦含め37試合)に出場し、2得点をあげています
12-13シーズンではアトレティコマドリードのトップチームで数試合出場していましたが、1部リーグで30試合以上に出場したのはラージョ・バジェカーノが初めてだったので、サウールにとっても良い経験になったと思います。

ラージョ・バジェカーノでの1年間の武者修行を終え、レベルアップしたサウールは14-15シーズンからアトレティコマドリードのトップチームで出場を重ねていきます。


アトレティコマドリードのトップチーム

 

この投稿をInstagramで見る

 

Atlético de Madridさん(@atleticodemadrid)がシェアした投稿


14-15シーズンにアトレティコマドリードに復帰するとこのシーズンからリーグ24試合(カップ戦合わせ33試合)に出場します。またこのシーズンはリーグ戦で4ゴールを記録し、攻撃面で存在感を示しました。15-16シーズンからはレギュラーを掴み、今シーズン(18-19シーズン)に至るまで3シーズン連続でリーグ戦30試合以上に出場しています。
シメオネ監督の信頼も厚く、本職以外のポジションも任されることが多いサウールは、現在のアトレティコにおいて欠かせない選手になりました。

2017年7月には2026年までの9年間に及ぶ超大型契約を結び、アトレティコへの忠誠を誓いました。サウールはアトレティコマドリードについて、「アトレティコマドリードは僕の人生そのもの。」と答えており、加えてアトレティコでの引退も望んでいるようです。

いじめられたレアルマドリードのユース時代に迎え入れてくれたアトレティコマドリード。そこでペペ・フェルナンデスをはじめとする様々な人々に支えられながら自分の力でトップチーム入りをつかみ取り、スペイン代表に選出されるまでに成長したサウール。アトレティコとサウールの間にはこういった物語があり、固いきずなで結ばれていたのです。


まとめ

サウール・ニゲス物語、いかがでしたでしょうか。
いじめを受けていた過去からアトレティコの中盤の要、またスペイン代表まで成り上がったサウールは本当に強いと思いますし、なんだか泣けてくるのは僕だけでしょうか?(笑)

こんな感じでサッカー選手の物語記事もちょいちょいアップしてみようと思いますので、気になった方はチェックしてみてください。

手出しゼロで利用できる♪話題のポイ活始めるならモッピー!