今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
セビージャに所属するセルヒオ・レギロンです。
レアル・マドリードの下部組織で育った選手で、2018-19シーズンにサンティアゴ・ソラーリ監督のもとトップチームで素晴らしいパフォーマンスを見せました。2019年7月にはセビージャFCへのレンタル加入が決まり、今後が楽しみな注目の若手プレイヤーです。
今回はそんなレギロンの経歴やポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
レギロンのプロフィール
名前:セルヒオ・レギロン・ロドリゲス
生年月日:1996年12月16日
国籍:スペイン
チーム:セビージャFC(背番号23)
身長:178cm
体重:68kg
利き足:左
ポジション:ディフェンダー
1996年生まれの現在22歳です(2019年時点)。
レアル・マドリードのトップチームデビューを果たした2018-19シーズンは23番をつけ、レンタル先のセビージャでも23番をつけてプレーします。
身長は178cm、体重は68kgと欧州では一般的な体型といえます。
経歴
レギロンはスペインの首都マドリードで生まれます。スペインのサモラという地域出身の両親に育てられたようです。
現在はインスタグラマーやYouTuberとして有名なマルタ・ディアス(Marta Díaz)という女性と付き合っていそうです。
そんなレギロンは2000年にレアル・マドリード・ファンデーション・ベセリルというレアルの育成チームでサッカーを始めます。その後2003年にEFMビラルバというチームでプレーし、2005年(当時8歳)にはレアル・マドリードの下部組織への加入が決まりました。
レアル・マドリードの下部組織では優れた技術を武器にアンダーカテゴリーを順調に駆け上がります。その後カスティージャ(レアル・マドリードのリザーブチーム)でデビューする前にUDログロニェスというチームにレンタル加入が決まります。
ちなみにUDログロニェスは2009年に財政難で解散したCDログロニェスの後に設立されたクラブで、設立当初からずっとスペイン3部リーグに在籍しています。
そのUDログロニェスでは2015年8月のSDコンポステラ戦でシニアデビューを果たし、以後半シーズンで公式戦12試合に出場します。
それから2016年1月にレアル・マドリードへのレンタルバックし、スペイン3部リーグのレアル・マドリード・カスティージャに加わります。
そのカスティージャでは加入後すぐにレギュラーに定着し、左サイドバックやセンターバック、翌シーズンに(2016-17)左ウイングも任されるなど攻守にわたって活躍を見せます。
そして2018年10月のUEFAチャンピオンズリーグ・ASローマ戦ではフルタイム出場を果たし、見事トップチームデビューを飾ります。
その後、成績不振を受けロペテギ監督が解任され、後任にサンティアゴ・ソラーリが就くと左サイドバックでの出場機会が増え始めます。ちなみにサンティアゴ・ソラーリはカスティージャの監督を務めていた方でレギロンを良く知る存在です。
結局2018-19シーズンはトップチームで公式戦22試合に出場し、レギロンとしては飛躍のシーズンになりました。
しかし、2019年3月にジダン監督が就任して以降は出場機会が減っていて、またリヨンからフェルランド・メンディという左サイドバックを獲得したこともあって、セビージャへの1年間のレンタル移籍が決まっています。
ポジション
2018-19シーズンのレアル・マドリードでは「4-3-3」のフォーメーションで戦う試合が多かったようです。
その中でレギロンは左サイドバックで起用されています。またカスティージャ時代は左のセンターバックや左ウイングで起用されることもあったようで、左サイドであればどこでもプレー可能な選手です。
プレースタイル
・安定した守備
・サイド攻撃
以下からはレギロンのストロングポイントを1つずつ解説していきます。
安定した守備
守備面での安定感はレギロンの武器です。対人守備の際は裏をとられないように慎重な守備が見られ、相手選手の隙を見て足を延ばしてボールを奪ったり、スピード勝負に対しても素早い対応で相手選手の前に体を入れます。
また自陣では相手選手のパスを予測し早い寄せでパスカットしたり、パスを受けた選手へのスライディングでボールを奪うシーンが見られます。
2018-19シーズンにスタメンの座を争ったマルセロとは守備面での貢献度で勝っていた部分があったため、守備を大事にするソラーリ監督には重用されていました。
サイド攻撃
サイドでの攻撃も安定したプレーが見られます。例えば前方にスペースがある場合、素早く持ち上がり相手選手を引き付けて味方の選手にパスを出します。また左ウイングや中央にいる選手とのコンビネーションでサイドを崩し、敵陣の深い位置まで持ち上がれる選手です。
さらに左から右へのサイドチェンジや深い位置まで持ち上がっての角度のないところからのシュート、味方選手へのパスでチャンスを演出するシーンも見られます。
攻撃面の能力に関してはマルセロの方が上ですが、攻守においてバランスが取れたプレイヤーです。
まとめ
今回はレギロン特集ということで生い立ちやポジション、プレースタイルを解説しましたがいかがでしたでしょうか。
幼少時代からレアル・マドリードの下部組織でプレーし、UDログロニェスへのレンタルもありましたが、レアル・マドリードではトップチームデビューを果たした選手です。プレースタイルとしては攻守において安定したプレーが持ち味となっています。
20代前半とこれからの選手で、今後レアル・マドリード、スペイン代表で活躍が期待されるプレイヤーです。