今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
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チェルシー&イングランド代表のタミー・アブラハムです。
2018-19シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)のアストン・ヴィラに所属し、公式戦41試合で26ゴールをマーク。アストン・ヴィラのプレミアリーグ昇格に大きく貢献しました。
2019-20シーズンからはレンタルバックでチェルシーに戻り、今後の活躍が期待されるプレイヤーです。
今回はそんなアブラハムの生い立ちやポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
アブラハムのプロフィール
名前:ケヴィン・オゲネテガ・タマレビ・バクモ=アブラハム
生年月日:1997年10月2日
国籍:イングランド&ナイジェリア
チーム:チェルシー(背番号9)
身長:194cm
体重:81kg
利き足:右
ポジション:フォワード
1997年生まれの現在21歳です(2019年8月時点)。生まれたのはイングランドですが、父親がナイジェリアからの移民ということでナイジェリア国籍も有しています。
2019-20シーズンのチェルシーでは背番号9をつけるそうです。
身長は194cmで体重81kgと大柄な体格をしています。
生い立ち&プロキャリア
Come along way 🙏🏾❤️@DomSolanke pic.twitter.com/FAxh9knR8F
— Tammy Abraham (@tammyabraham) November 16, 2017
アブラハムはイングランドのロンドン南部にあるサザーク区で生まれ育ちます。ナイジェリア人の父親とイングランド人の母親、弟であるティミーの4人家族です。ちなみに弟のティミーはフルハムのユースチームに所属するサッカー選手だそう。
そのような家庭環境で育ったアブラハムは幼少時代からサッカーの才能に優れていたようで2004年(当時8歳)にチェルシーの下部組織に加入します。ユースチームでは優れた得点能力を発揮し、アンダーカテゴリーを順調に駆け上がっていきます。
そして2016年5月のプレミアリーグ・リバプールFC戦では途中出場でトップチームデビューを果たします。
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2015-16シーズンのアブラハムは主にプレミアリーグ2(U23)でプレーし、シーズン終盤にはトップチームで2試合の出場機会を与えられました。
そして翌シーズン(2016-17)には、経験を積むべくチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)に所属するブリストル・シティFCにレンタル加入します。
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ブリストル・シティでは主力として起用され、公式戦48試合で26ゴール4アシストをマーク。18歳(~19歳)ながら印象的な活躍を見せ、チームの年間最優秀選手と年間最優秀若手選手、年間最多得点の3冠を達成しています。
その後2017年7月にはプレミアリーグのスウォンジー・シティACFへのレンタル加入が決定。
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スウォンジー・シティでは公式戦39試合に出場し、8ゴール5アシストをマーク。ブリストル・シティでの成績と比べると見劣りするかもしれませんが、1シーズンを通してプレミアリーグでプレーして、尚且つ13得点に関与。アブラハムにとっては素晴らしい経験になったと思われます。
そして2018-19シーズンは、チャンピオンシップのアストン・ヴィラへのレンタル加入が決まります。
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アストン・ヴィラでは公式戦41試合で26ゴール3アシストをマーク。ちなみにプレーオフでの1得点を除いた25得点はリーグ2位の成績で、チームトップの得点数を記録しています。
チャンピオンシップで結果を残したアブラハムは2019-20シーズンからチェルシーに戻り、ランパード監督のもとでプレーすることとなります。スウォンジー・シティでプレミアリーグを経験しているものの、ランパード率いる新たなチェルシーで結果は残せるのか。
ポジション
2018-19シーズンのアストン・ヴィラでは「4-1-4-1」のフォーメーションで戦う試合が多かったようです。
その中でアブラハムは主にセンターフォワードで起用されていました。もともとは左右のウイングで起用される選手だったようですが、得点能力の高さからセンターフォワードを起用されるようになったみたいです。
プレースタイル
・ポストプレー
・決定力
それでは以下からアブラハムのストロングポイントを1つずつ解説していきます。
ポストプレー
アブラハムはポストプレーが得意なプレイヤーです。冒頭でも紹介しましたが、チェルシーの公式サイトでは身長194cm、体重81kgと公表されており、恵まれた体格とフィジカルの強さがあります。
相手を背負いながらもフィジカルを活かして後方からのロングボールを収め、敵陣で攻撃の起点を作れます。
また縦パスを受けて味方選手に落としのパスを入れる「レイオフ」というプレーも得意としています。レイオフについては下の画像を見ていただければお分かりいただけます。
このようにフィジカルを活かして敵陣で攻撃の起点を作りつつ、チャンスシーンも演出できる選手です。
決定力
高い決定力もアブラハムのひとつの強みです。
ゴール前で待ち構えてクロスボールをヘディングで合わせたり、足元に収めてシュートを打つシーンがよく見られます。特にセットプレーではターゲットマンとして相手の脅威になります。味方から供給されるボールに高い打点のヘディングや長い脚で合わせ、ゴールを決めれるプレイヤーです。
また推進力のあるドリブルやフェイント、足元のテクニックで相手選手をかわし、自らシュートを打つシーンも見られます。大柄な選手ではありますが、あらゆる局面を個で打開できるだけのテクニックを持った選手でもあります。
まとめ
今回はアブラハム特集ということで生い立ちやプレースタイルを解説しましたがいかがでしたでしょうか。
競争の激しいチェルシーの下部組織で印象的な活躍を収め、その後3シーズンにわたりレンタル先で結果を残したアブラハム。2017年11月(当時20歳)にはフル代表デビューも果たし、今後が非常に楽しみな選手です。2019-20シーズンからはチェルシーに戻ってプレーすることなり、アザールが抜けたという点でアブラハムの得点力には期待がかかります。