今回は2019-20シーズン・ブンデスリーガ注目クラブのご紹介ということで、RBライプツィヒの夏の補強&放出とメンバー、注目ポイントなどを紹介していきます。
興味がある方はチェックしてみてください。
RBライプツィヒのプロフィール
クラブ名:ラーゼンバルシュポルト・ライプツィヒ
創設年:2009年
オーナー:Red Bull GmbH
所属リーグ:ブンデスリーガ1部
ホームスタジアム:レッドブル・アレナ
リーグ戦成績(2018-19):3位
知らない方も多いと思いますが、RBライプツィヒは10年前までドイツ5部リーグに所属していたクラブです。2009年に『SSVマルクランシュタット』というクラブを清涼飲料水メーカーの『レッドブル』が買収した後に発足したクラブとなっています。
レッドブルからの巨額の資金協力を武器にクラブ発足の8年後にはブンデスリーガ1部に昇格。1部昇格初年度にはリーグ戦で2位になるなど、まさに破竹の勢いです。
しかし、RBライプツィヒは他クラブ(ドイツ国内)の熱狂的なサッカーファンの間で嫌われていることが有名です。というのも、ドイツの熱狂的なサッカーファンは拝金主義(金銭を最上のものとする考え方)を嫌う傾向にあるからとされています。
ライプツィヒは他クラブの熱狂的なファンからひどく嫌われていることで有名です。
練習試合の会場に大量の釘をまかれたり、血が滴り落ちてきそうな本物の牛の頭がピッチ脇に投げ込まれたり。アンチファンから過激な妨害を受けているのだとか。その理由はこちらの記事で↓https://t.co/ggbqRLWnRE
— やす (@gakuseiaffili7) September 9, 2019
レッドブルの資金力で急成長を遂げたというプラスの面がありながらも、力をつけていく中で熱狂的なファンに嫌われ、様々な妨害を受ける。アンチが多いクラブとして知られています。
2019年夏の移籍市場
IN | ||||
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名前 | ポジション | 年齢 | 前所属クラブ | 移籍金 |
アデモラ・ルックマン | FW(LWG) | 21 | エヴァ―トン(イングランド1部) | 1800万ユーロ |
クリストファー・ヌクンク | MF(CMF) | 21 | パリ・サンジェルマン(フランス1部) | 1300万ユーロ |
ハネス・ヴォルフ | MF(AMF) | 20 | レッドブル・ザルツブルク(オーストリア1部) | 1200万ユーロ |
ルアン・カンディド | DF(LSB) | 18 | パルメイラス(ブラジル1部) | 800万ユーロ |
パトリック・シック | FW(CF) | 23 | ローマ(イタリア1部) | レンタル |
イーサン・アンパドゥ | DF(CB) | 18 | チェルシー(イングランド1部) | レンタル |
パトリック・チャウナー | GK | 33 | ハノーファー96(ドイツ1部) | 35万ユーロ |
OUT | ||||
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名前 | ポジション | 年齢 | 移籍先 | 移籍金 |
ブルマ | FW(LWG) | 24 | PSV(オランダ1部) | 1500万ユーロ |
ジャン・ケビン・オギュスタン | FW(CF) | 22 | モナコ(フランス1部) | レンタル |
ユリアン・クラール | GK | 19 | ケルン(ドイツ1部) | フリートランスファー |
アトゥンチ・ヌカン | DF(CB) | 26 | ギョズテペ(トルコ1部) | フリートランスファー |
マリウス・ミュラー | GK | 25 | ルツェルン(スイス1部) | 不明 |
エミール・スミス・ロウ | MF(LMF) | 18 | アーセナル(イングランド1部) | レンタル終了 |
抜けた選手の穴埋めがしっかりできていますし、各ポジションに充実した戦力が揃いました。
transfermarkt.comによると2019年夏の移籍市場では3650万ユーロ(約43億円)の赤字になったそうです。2019-20シーズンは1シーズンぶりにUEFAチャンピオンズリーグに出場するということで、しっかりお金を費やしてきました。
補強に関してはGKのチャウナー以外は23歳以下と若い選手を獲得しています。というのも、RBライプツィヒのスポーツディレクターであるラングニック氏が24歳以下の選手を積極的に獲得するという補強方針を掲げているからです。
RBライプツィヒのスポーツディレクター・ランゲニック氏は24歳以下の選手を積極的に補強するという哲学を持っている方なのだとか。
だからみんな若いのね。https://t.co/uUtDjp4IsS— やす (@gakuseiaffili7) September 8, 2019
将来有望な若手選手を獲得し、評価を高めた後ビッククラブに高額な移籍金で売却するという、ビジネスが上手いクラブです。
予想布陣&メンバー
この記事を執筆している時点で、すでにブンデスリーガ1部はリーグ戦3試合を消化しています。そのためここで紹介する予想布陣は1~3節&DFBポカール1回戦を参考にさせていただきます。
それがこちらです。↓
ここ3試合のRBライプツィヒの試合のフォーメーション、メンバーなどを参考にしたうえで、作成したメンバー表です。他にもユースから昇格した選手が数名いますが、戦力として考える場合、上の画像に載っている選手たちになります。
ポジションごとに一番上に配置され、尚且つ黄色の文字になっている選手は開幕からスタメンで起用されている選手です。
ほとんどのポジションは開幕から同じ選手がスタメンで起用されていますが、中盤は未だ定まっていない感じが伺えます(ブンデスリーガ・3節終了時点)。
ダブルボランチの左について、先発起用されるのはケヴィン・カンプルが多いのですが、ヌクンクも開幕戦で途中出場からゴールを決めていますし、フォルスベリも途中投入されることがあります。
ダブルボランチの右も同様にデンメが先発出場する試合が多いですが、ライマーも途中出場で多くのプレー時間を与えられています。怪我明けのアダムスもおそらく起用されると思いますので、ボランチのスタメン争いは今後も続いていきそうです。
2019-20シーズンのRBライプツィヒ注目ポイント
・ナーゲルスマン監督
・ダークホースとなれるか?UEFAチャンピオンズリーグ!
以下から2019-20シーズンのRBライプツィヒ注目ポイントを解説していきます。
ナーゲルスマン監督
2019-20シーズンからRBライプツィヒの監督に就任したユリアン・ナーゲルスマン。実はこの方、ブンデスリーガ史上最年少(28歳)で監督に就任したという異色の経歴を持っており、ホッフェンハイムではクラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ出場を果たした注目の若手監督です。
5バック、4バック、3バックを相手チームによって使い分け、基本的な戦術を変えることは1試合の中でしょっちゅうなのだとか。その徹底ぶりから「戦術オタク」と評されているそうです。
\🎙インタビュー🗣/
“戦術オタク” 🇩🇪#ナーゲルスマン の右腕が語る映像分析の「いま」📹
「ノウハウの大部分をユリアンから学んだ」
「週40時間労働なんて夢のまた夢」
ドローンの使用をやめた理由も💭
✒インタビュー・文=ロビン・ハック(@robin_haack)
— Goal Japan (@GoalJP_Official) June 6, 2019
僕自身、恥ずかしながらナーゲルスマン監督のサッカーをまだ見たことが一度もないので2019-20シーズンはしっかりチェックしていきます。
ダークホースとなれるか?UEFAチャンピオンズリーグ!
昨シーズン、ブンデスリーガ3位だったRBライプツィヒは2019-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグへの出場が決まっています。
そんな中、グループステージではベンフィカ、オリンピック・リヨン、ゼニトと同組になり、厳しい戦いが予想されます。
しかし、記事執筆時点ではリーグ戦ここまで3戦全勝と素晴らしいスタートダッシュを切ったRBライプツィヒ。ナーゲルスマン監督が就任し、夏の移籍市場で戦力も充実させた2019-20シーズンは個人的に注目のシーズンだと感じています。
UEFAチャンピオンズリーグでもダークホースとして是非とも注目したいクラブです。
まとめ
今回は2019-20シーズンのブンデスリーガ注目クラブということでRBライプツィヒを紹介させていただきました。
2009年に創設され、スタートはドイツ5部リーグだったライプツィヒも今や欧州トップレベルの大会に出場するまでになりました。クラブ発足10シーズン目の今季(2019-20)は各ポジションに充実の戦力を揃え、監督には新たにナーゲルスマンを迎え入れた注目のシーズンです。