2018-19シーズンはリーグ戦カップ戦合わせ56試合に出場し、出場数、出場時間ともにチームで最も多い数字を残したセサル・アスピリクエタ。
2018-19シーズンからはギャリー・ケイヒルに変わって新キャプテンに就任し、ピッチ内外で頼れる存在になっています。
今回はセサル・アスピリクエタの特集記事ということで以下からはアスピリクエタの生い立ちやプレースタイルなどを紹介していきます。
セサル・アスピリクエタに興味がある方はチェックしてみてください。
セサル・アスピリクエタのプロフィール
名前:セサル・アスピリクエタ・タンコ
生年月日:1989年8月28日
国籍:スペイン
チーム:チェルシー(背番号28)
身長:178cm
体重:70kg
利き足:右
ポジション・ディフェンダー
セサル・アスピリクエタは1989年生まれの現在(2019年5月時点)29歳です。
身長は178cmで体重は70kgとそれほど大柄な体格ではありません。
セサル・アスピリクエタの本職は右サイドバックですが、3バック時やセンターバック不足時にはセンターバックを任されることもあります。
また、2013-14シーズンはモウリーニョ監督のもとで左サイドバックでも起用され、ディフェンスラインであればどこでも任せられる選手です。
来シーズンの2019-20シーズンはチェルシー在籍8年目となるシーズンでキャプテンとして活躍が期待されます。
続いてはセサル・アスピリクエタ選手の生い立ちやキャリアを紹介していきます。
セサル・アスピリクエタの生い立ち&キャリア
セサル・アスピリクエタは1989年にスペインのパンプローナという地域で生まれ、マルセイユに移籍する2010年までは地元で育ちます。
ちなみにパンプローナという地域は自動車や建築材料、金属加工、食品加工などの産業が発達していて、現在では中規模の工業やサービス業の都市となっています。
海に面した都市ですので気候は海洋性気候となっています。日本と比べて年間を通した気温の浮き沈みが少なく、夏は21~22度で冬は4~5度の平均12度前後のようです。
このような地域で生まれ育ったセサル・アスピリクエタは、1999年に地元パンプローナのサッカークラブ、CAオサスナの下部組織に加入します。
ユースチームには1999年から2006年までの7年間在籍し、2006-07シーズンからはオサスナBで27試合に出場しています。
さらに同シーズンの2007年4月8日にはトップチームデビューを果たし、レアルマドリード戦で24分間のプレー時間を与えられています。
2007-08シーズンにはトップチームでコンスタントに出場機会が与えられラ・リーガ(スペイン1部)で29試合に出場。
2008-09シーズンには公式戦38試合に出場し完全にレギュラーを勝ち取ります。
その後CAオサスナではもう1シーズンプレーし、2010年6月にはフランスの強豪、オリンピック・マルセイユへの移籍が決定します。
マルセイユ加入1年目(2010-11シーズン)のセサル・アスピリクエタは21試合に出場し1ゴールをマーク。
そして2010-11シーズン当初は右サイドバックのレギュラーとして試合に出場していましたが、2010年11月のモンペリエHSC戦で左膝前十字靭帯断裂の大怪我をしてしまいます。
その後リハビリを行い、約6か月後の2011年5月22日のヴァランシエンヌFC戦で復帰しましたが、1年目は不本意な結果で終わりました。
しかし、在籍2年目のセサル・アスピリクエタは2011-12シーズンに完全復活を果たし公式戦44試合に出場、1ゴールを記録します。
マルセイユでの活躍を受け、2012年8月にイングランド・プレミアリーグの強豪、チェルシーFCへの移籍が決定しました。
チェルシーでは加入初年度から47試合に出場し、右サイドバックのレギュラーとして活躍を収めました。
続く2013-14シーズンからはジョゼ・モウリーニョ新監督が指揮を執りることとなりました。
このシーズンからセサル・アスピリクエタは左サイドバックで起用されるようになり、新たなポジションでモウリーニョ監督の信頼を勝ち取ります。
その後、セサル・アスピリクエタは3年間モウリーニョ監督のもと左サイドバックで起用され続け、いずれのシーズンも40試合以上に出場しています。
2016-17シーズンからはモウリーニョに代わり、アントニオ・コンテ監督が就任し、3-4-3のフォーメーションが採用されます。
このフォーメーションで右もしくは左のウイングバックで起用されるのかと思いきや、セサル・アスピリクエタはセンターバックを務めるようになります。
2016-17は初就任のコンテ監督のもと49試合に起用され、プレミアリーグ制覇に大きく貢献しています。
その後、セサル・アスピリクエタははコンテ監督のもとでもう1シーズンセンターバックとして起用され、2018-19シーズンからはサッリ監督が就任しアスピリクエタは4-3-3の右サイドバックに戻ります。
センターバックにケガ人が出たときにセンターバックもこなしていましたが、基本的に右サイドバックでの起用が多かったです。
ちなみに2018-19シーズンはキャリアハイの56試合に出場し、セサル・アスピリクエタはサッリ監督から全幅の信頼を置かれる存在でした。
セサル・アスピリクエタのポジション
セサル・アスピリクエタのポジションについては先ほども解説した通り、ディフェンスラインのあらゆるポジションを任されています。
チーム&監督別に起用されていたポジションをまとめますと以下の通りです。
2006~2013年(オサスナ&マルセイユ&初期チェルシー時代)→ 右サイドバック
2013~2016年(チェルシー・モウリーニョ監督時代)→ 左サイドバック
2016~2018年(チェルシー・コンテ監督時代)→ センターバック
2018~2019年(サッリ監督)→ 右サイドバック
このようにセサル・アスピリクエタはディフェンスラインのすべてのポジションを経験していています。
ディフェンダーであればどのポジションでもプレー可能な選手です。
セサル・アスピリクエタのプレースタイル
プレースタイルを確認する前にセサル・アスピリクエタの特徴を簡単にまとめてみました。
・底知れぬスタミナ
・クロスやパスからのチャンスメイク
・対人守備の強さ
・献身的なプレー
以下からはこれらの能力を含めアスピリクエタのプレースタイル、ストロングポイントを解説していきます。
サッリ監督のチェルシーは基本的にボールを持ちながら試合を進めるチームですので、サイドバックの選手も高いポジションをとり積極的に攻撃参加します。
ただ、守備のタスクも与えられているため、ピッチを上下に走り回る運動量を必要とするポジションです。
そんなハードワークが求められるポジションでセサル・アスピリクエタはリーグ戦、カップ戦合わせ56試合に出場しているわけですから尋常じゃないスタミナを持った選手であるということに違いありません。
また、セサル・アスピリクエタはクロスやパスからチャンスを演出できる選手で2018-19シーズンはリーグ戦で5アシストをマークしています。
攻撃の起点となるパスを何度も供給し、ディフェンダーながら攻撃面での貢献度も非常に高い選手です。
そして守備面でのセサル・アスピリクエタは対人に強く、1対1の状況でも落ち着いた対応が見られます。
プレミアリーグに在籍する世界各国の素晴らしい技術を持ったドリブラーであってもセサル・アスピリクエタを抜くことは容易じゃありません。
また、シュートブロックなどの体を張った献身的なプレーでチームを助けることが多く、セサル・アスピリクエタのおかげで危ないシーンを切り抜けられたということが何度もあります。
センターバックとしても起用されるくらいですから守備のうまさはチェルシーの中でもトップクラスです。
まとめ
今回はアスピリクエタ特集ということで生い立ちやプレースタイルなどいろいろまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
アスピリクエタはディフェンスラインであればどこでも守れる有能な人材です。
特に右サイドバックでは攻守両面で活躍を見せてくれます。2018-19シーズンからは新キャプテンに就任したということで今後も活躍を期待したいところです。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。