今回紹介するのはチェルシーに所属するフランス代表FWのオリヴィエ・ジルーです。
2018-19シーズンのジルーはカップ戦での出場時間が多く、特にヨーロッパリーグでは出場した14試合で11ゴールをマークし大会得点王になっています。
記事執筆時点(2019年6月時点)では32歳とベテランの域に達しているジルーですが、未だ衰え知らずといった感じです。
今回はそんなオリヴィエ・ジルーの生い立ちやポジション、プレースタイルを解説していきます。
興味がある方はチェックしてみてください。
オリヴィエ・ジルーのプロフィール
名前:オリヴィエ・ジルー
生年月日:1986年9月30日
国籍:フランス
チーム:チェルシー(背番号18)
身長:193cm
体重:92kg
利き足:右
ポジション:フォワード
オリヴィエ・ジルーは1986年生まれの現在32歳(2019年6月時点)です。
背番号はチェルシーでは18、フランス代表では9を背負っています。
身長は193cm、体重は92kgと非常に大柄な選手です。
ジルーの生い立ち&プロキャリア
オリヴィエ・ジルーは1986年にフランスのサヴォワ県・シャンベリという地域で生まれました。
サヴォワ県はフランス東部に位置しており、県内には数多くの山地が存在します。
県全体の標高が高く、チーズやワイン、果物の生産地として知られています。シャンベリはサヴォワ県の県庁所在地です。
シャンベリで生まれたオリヴィエ・ジルーはその後、シャンベリから40~50km離れたフロージュという地域で育ちます。
ジルーはフロージュでサッカーを始め、オリンピック・クラブ・デ・フロージュという地元チームで6年間練習に励みました。
その後ジルーは1999年(当時13歳)にグルノーブル(現在フランス2部リーグ所属)の下部組織に加入し、U15→U17→U19と順調にステップアップを重ねます。
2005-06シーズン(当時19~20歳)にグルノーブルでトップチームデビューを果たしますが、その後のジルーはなかなかコンスタントに出場機会を得ることができません。
そんな中、2007-08シーズンには当時フランス3部リーグに所属していたイストルというクラブにレンタル移籍で加入します。
イストルに加入したジルーは公式戦33試合に出場し、14得点をあげる活躍を収めました。
イストルでの活躍を受け、ジルーは2008年に当時フランス2部リーグに所属していたトゥールーズに完全移籍を決めます。
トゥールーズに加入したオリヴィエ・ジルーは加入初年度から13ゴール(26試合)を決め、2年目のシーズンには23ゴール(41試合)をマーク。
ジルーは在籍2シーズンで2桁得点を記録し、チームに欠かせない点取り屋になりました。
トゥールーズでの活躍を受けジルーは2010年にフランス1部リーグのモンペリエへの移籍が決まります。
モンペリエに加入したジルーは加入初年度から主力として活躍を収め、在籍2シーズンで84試合39ゴールをマーク。
リーグ・アン(フランス1部リーグ)でも驚異的な得点力を見せ、ビッククラブに注目される選手へと成長しました。
オリヴィエ・ジルーはフランスで印象的な活躍を収めた後、イングランドプレミアリーグの強豪アーセナルへの移籍が決まります。
アーセナルに加入したジルーは加入初年度から主力として47試合に出場し17ゴールをマークします。
その後4シーズン半アーセナルに在籍しますが、いずれのシーズンも2桁ゴールを記録し、ジルーはチームにとって欠かせない存在になります。
そして2018年冬にはアーセナルがオーバメヤンを獲得したことにより、ジルーは出場機会を求めチェルシーへの移籍を決断します。
2018-19シーズンのチェルシーでは主にカップ戦での起用が多ったジルーですが、ヨーロッパリーグでは得点王に輝く活躍を収め2019-20シーズン以降も中心選手としての活躍が期待される選手です。
ジルーのポジション
オリヴィエ・ジルーは主にトップで起用されるプレイヤーです。
毎シーズン2桁得点を記録していることからも素晴らしいストライカーであることが分かると思います。
ジルーのプレースタイル
オリヴィエ・ジルーのプレースタイルやストロングポイントは以下の通りです。
・ポストプレー
・決定力
・決定機を演出するパス
それではオリヴィエ・ジルーのプレースタイル、ストロングポイントを以下から1つずつ解説していきます。
ポストプレー
193cm、92kgという大柄な体格を生かしたポストプレーはジルーのプレースタイルを語る上で欠かせない要素です。
相手を背負っても競り負けない体の強さはベテランの域に達してもなお衰えを知りません。
こちらは本人がアップしている上裸状態のオリヴィエ・ジルーです。
血管がバキバキに見えており一切無駄のない体であることが見て取れます。
これだけの強そうな体で尚且つ193cmもの身長があるのでジルーに背負われたディフェンダーは容易に抑えられません。
また、ジルーはロングボールのトラップも非常に上手いプレイヤーです。
足下や胸、頭を状況に応じて使い分け、正確な場所にボールを落とせる技術を持っています。
決定力
毎シーズン2桁ゴールを決める決定力の高さもオリヴィエ・ジルーの魅力の1つです。
2007-08シーズンにレンタルに出されたイストル(フランス3部リーグ)から2018-19シーズン(チェルシーで13ゴールをマーク)までの12シーズンもの間、2桁得点を取り続けています。
相手のゴールキーパーの位置を確認し最適なコースに蹴り分けられるキック精度の高さ、クロスボールやセットプレーから頭で押し込めるヘディングの上手さなど、どこをとってもレベルが高いプレイヤーです。
決定機を演出するパス
オリヴィエ・ジルーは得点力だけではなく、チャンスメイクにも長けたプレイヤーです。
バイタルエリアでボールを受け、ディフェンスラインを駆け抜ける選手へロブパスやスルーパスを出し決定機を演出できます。
2018-19シーズンのヨーロッパリーグ決勝では4点目のアザールの得点を見事なロブパスで演出しています。
こちらの動画はチェルシーが公式であげているヨーロッパリーグ決勝のハイライト映像です。4点目の得点シーンは5分57秒あたりにありますので、興味がある方はチェックしてみてください。
ジルーのように自分の数字を追い求めずより確実な方法で得点につなげられる選手はチームにとって心強い存在です。
まとめ
今回はオリヴィエ・ジルー特集ということで生い立ちやポジション、プレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
フランスのグルノーブルというクラブでプロデビューを果たしたジルーはその後国内でステップアップを続け、現在はイングランドの名門チェルシーでプレーしています。
フランス代表でも2018年に開催されたワールドカップで優勝し存在感を見せつけました。
プレースタイルについてはボールを収める能力に長けており、ゴール前ではベテランらしい落ち着きを見せ最適なプレーを選択します。
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。