今回紹介するのはチェルシーに所属するブラジル代表FWのウィリアンです。
2018-10シーズンはチェルシーで56試合に出場し、サッリ・チェルシーの中心選手として印象的な活躍を見せていました。
2019-20シーズンからは新たに就任したフランク・ランパード監督のもとで活躍が期待される選手です。
今回はそんなウィリアンの生い立ちやポジション、プレースタイルを解説していきます。
興味がある方はチェックしてみてください。
ウィリアンのプロフィール
名前:ウィリアン・ボルジェス・ダ・シウヴァ
生年月日:1988年8月9日
国籍:ブラジル
チーム:チェルシー(背番号10)
身長:175cm
体重:77kg
利き足:右
ポジション:フォワード
ウィリアンは1988年生まれの現在30歳(2019年6月時点)のプレイヤーです。
チェルシーではアザールが抜けた後に背番号10を身に着け、最新のブラジル代表(コパアメリカ2019)でもネイマールの負傷離脱によって10番を背負っています。
身長175cm、体重77kgとそれほど大柄でもなく、小柄でもなくといった体型です。
ウィリアンの生い立ち&プロキャリア
ウィリアンは1988年ブラジル・サンパウロ州のリベイラン・ピレスという地域で生まれます。
リベイラン・ピレスはサンパウロ州の南東に位置する小さな都市でブラジル国内では観光地として知られています。
このような地域で生まれ育ったウィリアンですが、1998年(当時10歳)にサンパウロ州サンパウロ市にあるコリンチャンスの下部組織に加入します。
そのコリンチャンスではU13→U15→U17→U19とユースカテゴリーを順調に駆け上がります。
そして2007年、当時18歳のウィリアンはコリンチャンスでトップチームデビューを果たし、欧州のチームからも注目を置かれる存在となりました。
そんな中、2007年8月に移籍金1400万ユーロでウクライナの強豪シャフタール・ドネツクへの移籍が決まります。
シャフタールに加入したウィリアンは加入初年度から出番を与えられ、2シーズン目からは主力としてチームを引っ張る存在に成長します。
その後5シーズン半にわたってプレーしますが、ウィリアンはスペイン、イタリア、イングランドなどハイレベルなリーグでのプレーを望んでいました。
そんなウィリアンに対してイングランドの複数クラブからオファーがあったそうですが、シャフタール側はこれを拒否し続け、徐々にウィリアンとシャフタールの溝が深まります。
そして2013年2月にロシアのアンジ・マハチカラというクラブが3500万ユーロの違約金を支払い、ウィリアンはシャフタールから逃げるようなかたちで移籍します。
この移籍はウィリアンが希望していたリーグへの移籍ではありませんでしたが、シャフタールをどうしても抜け出したかったウィリアンはアンジ・マハチカラへの加入を決断しました。
それから約半年後にアンジ・マハチカラは経営規模の縮小が決まり、高額な給料を受け取っているウィリアンは放出対象の選手となります。
これによりウィリアンは2013年8月に移籍金3000万ポンドでチェルシーへの移籍が決定します。
チェルシーはウィリアンがシャフタールにいた頃から獲得を目指していたクラブであり、ウィリアンもチェルシーのようなビッククラブでプレーしたかったと公言していました。
シャフタールを出てから相思相愛の関係にあったチェルシーへの移籍が実現し良い方向に向かっていたウィリアン。
チェルシー加入後のウィリアンは加入初年度から主力選手として42試合に出場します。
それからというもののウィリアンはチェルシーに6シーズン在籍し、いずれのシーズンも40試合以上に出場しています。
ウィリアンのポジション
ウィリアンは主に左右のウイングで起用される選手です。
2018-19シーズンはサッリ監督のもと4-3-3のフォーメーションで左のウイングや右のウイング、両方の位置で起用されていました。
ウィリアンのプレースタイル
ウィリアンのプレースタイルやストロングポイントは以下の通りです。
・ドリブルテクニック
・チャンスメイク
それでは以下からウィリアンのプレースタイルやストロングポイントを1つずつ解説していきます。
ドリブルテクニック
ブラジル人らしい足元の技術を活かしたドリブルはウィリアン最大の強みです。
相手の重心を崩す器用なボールコントロールや瞬発力を活かしたドリブル突破など様々な武器がありそう簡単にボールを奪われません。
長い距離でもボールを奪われずに持ち運べますし、特にゴール前でボールを持たせると非常に厄介な選手です。
チャンスメイク
決定機を演出するうまさもウィリアンのプレースタイルを語る上で欠かせないポイントです。
サイドで持ち上がってからのクロスボールであったり、バイタルエリアでボールを受けディフェンスラインを抜け出す選手へのパスであったりと様々なプレーが見られます。
ウィリアンはあらゆる状況に合わせて質の高いパスを供給できる選手です。
2018-19シーズンのウィリアンは公式戦で13のアシストを決めており、この数字からもウィリアンのチャンスメイクの上手さがお分かりいただけると思います。
まとめ
今回はウィリアン特集ということで生い立ちやポジション、プレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
現在ではすっかりチェルシーの選手という印象がありますが、若手の頃はシャフタールからなかなかステップアップできず苦しんでいました。
そんな中でもウィリアンは我慢してプレーし続け、ようやく希望するリーグ、クラブでプレーできるようになったわけです。
プレースタイルについては足元のテクニックを活かしたドリブル、決定機を演出するチャンスメイクなどを武器とする選手で攻撃面での貢献度が高いです。
30代になりベテランの域に達する選手ではありますが今後の活躍を期待したいところです。