今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
ディナモ・ザグレブに所属するダニ・オルモです。
FCバルセロナのカンテラ出身で、クロアチアの名門ディナモ・ザグレブでプロデビューを果たしています。
各年代のスペイン代表でもプレーし、UEFA U-21欧州選手権ではスペイン代表の優勝に大きく貢献しました。
今回はそんなオルモの生い立ちやプロキャリア、プレースタイルを解説していきます。
興味がある方はチェックしてみてください。
ダニ・オルモのプロフィール
名前:ダニエル・オルモ・カルバハル
生年月日:1998年5月7日
国籍:スペイン
チーム:RBライプツィヒ(背番号25)
身長:176cm
体重:不明
利き足:右
ポジション:ミットフィルダー
1998年生まれの現在21歳です(2019年時点)。
RBライプツィヒでは25番をつけてプレーしています。
ちなみに直近のスペインU-21代表の試合(UEFA U-21欧州選手権)では19番をつけてプレーしています。
身長は176cmと欧州では一般的な体型と言えます。
生い立ち&プロキャリア
オルモはスペインのカタルーニャ州バルセロナ県タラサという地域で生まれ育ちます。
ちなみにオルモの父ミケル・オルモは元サッカー選手で現役時代はスペイン3部リーグでのプレー経験があるそうです。
父親の影響もあって幼くしてサッカーを始めたオルモは初めにRCDエスパニョールの下部組織に加入します。
その後、2007年には同じ地区にある世界屈指の強豪クラブFCバルセロナの下部組織への加入が決定。
バルセロナではアンダーカテゴリーを順調に駆け上がり、将来を嘱望される選手の1人として大きな期待を寄せられていました。
しかし、2014年夏(当時16歳)にはクロアチアの強豪NKディナモ・ザグレブへの移籍が決定。
バルセロナでは将来を期待されていただけにこの移籍は大きな衝撃を与えます。
ディナモ・ザグレブでは加入から約半年後(2015年2月)のロコモディヴァ・ザグレブ戦でトップチームデビューを果たします。
最終的に2014-15シーズンはリーグ戦の5試合で出場機会が与えられました。
その後はBチームを主戦場としながらトップチームでも何度か出場機会を与えられ、2017-18シーズンから1シーズンを通してトップチームに帯同するようになります。
それから2018-19シーズンはレギュラーに定着し公式戦44試合に出場、12ゴール9アシストをマーク。
<プルヴァHNL(クロアチア1部リーグ)の年間最優秀選手にも選出され、ブレイクを果たしたシーズンになりました。
そして2020年1月にはドイツ・ブンデスリーガの強豪RBライプツィヒへの移籍が決定。
RBライプツィヒは10年前までドイツ5部リーグだったチームで、レッドブルが買収した後に力をつけ始めたクラブになります。
近年ではブンデスリーガ上位に食い込むドイツ屈指のクラブです。
ステップアップとしては十分なクラブですが、加入してからは当然レギュラー争いが待っています。
ディナモ・ザグレブのようにレギュラーが確定されているわけではないので、今後チーム内でのレギュラー争いを制し、RBライプツィヒで活躍する姿を見たいところです。
ポジション
2018-19シーズンのディナモ・ザグレブでは「4-3-3」のフォーメーションで戦う試合が多かったようです。
その中でもダニ・オルモは主にインサイドハーフで起用されていました。
またフォーメーションによってはトップ下を任されることも多く、左右のウイングでも起用されています。
プレースタイル
・ドリブル
・キック精度
それでは以下からダニ・オルモのストロングポイントを1つずつ解説していきます。
ドリブル
オルモはドリブルテクニックが優れたプレイヤーです。まず第一にスピードがあり、カウンター攻撃のときに前にスペースがあれば一瞬で持ち上がってキーパーとの1対1の状況まで持っていけます。
また、スピードを活かしたドリブルで中央やサイドを駆け上がり、相手選手を引き付けて味方選手にパスを出すシーンも多々見られます。
さらに相手選手に囲まれたりタックルを仕掛けられてもキレのある動きと細かいタッチでのドリブル突破が見られます。
ダブルタッチや相手選手の股を抜いて突破するシーンも見られ、ドリブルで違いを作れる選手です。
キック精度
キック精度の高さもオルモの強みの1つです。特に利き足である右足のキック精度が高く、ボックス外からでもコースがあれば積極的にシュートを打ってきます。
シュートの精度が高く、遠目の位置からもゴール隅のギリギリの場所に蹴れる技術を持っています。
またクロスの質も高く、ボックスにいる選手のポジションに応じて高さのある柔らかいクロスやグラウダーの速いクロスなど様々な種類のクロスを味方の選手に合わせられます。
さらに相手ディフェンダーの背後を狙う味方選手へのスルーパスも上手く、絶妙なタイミングでパスを出して決定機を演出します。
まとめ
今回はオルモ特集ということで生い立ちやポジション、プレースタイルを解説しましたがいかがでしたでしょうか。
バルセロナのカンテラで育ったオルモはバルセロナBに昇格してトップチームデビューという道があったものの、16歳でクロアチアのディナモ・ザグレブへ移籍を決断。
その後ディナモ・ザグレブではBチームで経験を積みつつ、2018-19シーズンにはチームの中心選手として活躍しました。
そして2020年1月にはRBライプツィヒへの移籍が決まっています。
ドリブル突破やシュートやパスなどのキック精度の高さが売りで、今後の活躍が期待される注目の若手選手です。