今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
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ウェストハム・ユナイテッド&イングランド代表のデクラン・ライスです。
2018-19シーズンはウェストハムで公式戦38試合に出場し、中心選手として起用されました。代表キャリアでは2018までアイルランド代表としてプレーしていましたが、2019年3月にはイングランド代表でデビューしています。
今回はそんなライスの生い立ちやポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
ライスのプロフィール
名前:デクラン・ライス
生年月日:1999年1月14日
国籍:イングランド&アイルランド
チーム:ウェストハム・ユナイテッドFC(背番号41)
身長:185cm
体重:80kg
利き足:右
ポジション:ミットフィルダー
1999年生まれの現在20歳です(2019年時点)。イングランド生まれですが、父方の祖父母がアイルランド出身ということでアイルランド国籍も有しています。
ウェストハムでは41番をつけ、イングランド代表では16番をつけています。
身長は185cmで体重80kgとミットフィルダーとしては大柄な体格をしています。
生い立ち&プロキャリア
ライスはイングランドのロンドン南西部に位置するキングストン・アポン・テムズという地域で生まれ育ちます。キングストン・アポン・テムズはロンドンの中心地のひとつとしてショッピングセンターやオフィス、娯楽施設などが数多く立ち並ぶ地域です。
そのような地域で生まれ育ったライスは幼い頃からサッカーの才能が優れていたようで2006年(当時7歳)にチェルシーの下部組織に加入します。ただチェルシーの下部組織では競争が激しく、2014年(当時14歳)にはチームから放出されました。
その後ライスはウェストハム・ユナイテッドの下部組織に加入。ウェストハムではアンダーカテゴリーを順調に駆け上がり、2015年12月にはクラブとのプロ契約を締結します。そして2017年5月にはプレミアリーグのバーンリーFC戦で試合終了間際の途中出場でトップチームデビューを果たします。
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2017-18シーズンからはトップチームでの出場機会が多く与えられます。開幕戦のマンチェスター・ユナイテッドでの途中出場を皮切りにトップチームでは公式戦31試合に出場。シーズン終盤にはフルタイム出場する試合が多くなります。
そして2018-19シーズンにはトップチームでフルタイム出場する試合が多くなり、終わってみれば公式戦38試合に出場。攻守にわたって活躍を見せ、23歳以下の優秀な成績を残したイングランド人プレーヤーに与えられるPFAヤングプレーヤーオブザイヤーを受賞しています。加えてウェストハムユナイテッド・ヤングオブザイヤーを3年連続で受賞しました。
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ポジション
2018-19シーズンのペレグリー二監督が指揮するウェストハムでは「4-1-4-1」のフォーメーションで戦う試合が多かったようです。
そんな中ライスはアンカーで起用されていました。またフォーメーションによってはダブルボランチの一角で起用されることもあり、2018-19シーズンは中盤を主戦場としていました。
ちなみに2017-18シーズンはセンターバックでも起用され、ディフェンダーとしてもプレー可能です。
プレースタイル
ライスの特筆すべき点はボール奪取能力です。相手選手のドリブルに対しては的確なポジションに構え、素早い寄せで体を入れてボールを奪います。特にタックルとスライディングの精度が高く、しっかりとボールにチャレンジするためファウルが少ないプレイヤーです。
タックル成功数(1試合平均) | ファウル(1試合平均) | |
---|---|---|
ライス(2018-19プレミアリーグ) | 2.9回(リーグ6位) | 0.5回 |
【出典】whoscored.com
2018-19シーズンのプレミアリーグでは1試合平均2.9回のタックルを決め、リーグ6位という好成績を残しています。加えてファウル数も少なく、タックル成功数トップ10のプレイヤーの中ではナンバー1の少なさです。
危ない場面でボールを奪えて、それに加えファウルが少ないため相手チームはセットプレーのチャンスさえ得られません。ウェストハムでは中盤のつぶし屋として欠かせない存在となっています。
そしてチームのビルドアップにおいてもドリブルやパスで貢献できる選手です。中盤でボールを保持しつつ、前へのパスコースがあれば縦パスを入れ攻撃の起点を作ります。またフィジカルの強さや足元の技術があるのでパスコースがなく相手に寄せられた場合でもドリブル突破で冷静に対処できます。
前線への縦パスやロブパスでチャンスを演出するシーンも見られ、攻守にわたってチームに貢献できるプレイヤーです。
まとめ
チェルシーの下部組織で本格的にサッカーを始めたデクラン・ライス。その後チェルシーには見切りをつけられたもののウェストハムで覚醒。20歳にしてウェストハムの中心選手となり、中盤のつぶし屋として欠かせない存在となりました。
若手有望株のライスに対してはレアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティなどのビッククラブが獲得に関心を示しているそうです。まだ若いので今後が非常に楽しみなプレイヤーです。