今回は紹介するのはマンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表MFのブルーノ・フェルナンデスです。
ブルーノ・フェルナンデスの経歴やポジション、プレースタイルまとめていますので気になる方はチェックしてみてください。
ブルーノ・フェルナンデスのプロフィール
名前:ブルーノ・ミゲル・ボルジェス・フェルナンデス
生年月日:1994年9月8日
国籍:ポルトガル
チーム:スポルティングCP
身長:173cm
体重:65kg
利き足:右
2019-20シーズンは記事執筆時点(2020年3月)で公式戦37試合に出場18ゴール18アシストを記録しています(マンU加入前のスポルティングCPの成績も含む)。
今やマンチェスター・ユナイテッドという名門クラブでプレーするブルーノ・フェルナンデスですが、ここまでは決して平坦な道のりではありませんでした。
あまり知られてはいませんが、ブルーノ・フェルナンデスはイタリアでの5年間の下積み時代を経験しています。
以下ではブルーノ・フェルナンデスの生い立ちを紹介しつつ、ブルーノ・フェルナンデスのプロキャリアをまとめていきます。
ブルーノ・フェルナンデスの生い立ち&キャリア
ブルーノ・フェルナンデスは、1994年9月8日、ポルトガルのポルト県マイアで生まれました。
ポルト県はポルトガル第2の都市であり、大西洋に面した北西部に位置します。
2002年、当時6歳だったブルーノ・フェルナンデスはインフェスタというクラブのユースチームに加入します。
ちなみにインフェスタについては、2018-19シーズン各地域リーグの1部リーグ(ポルトガル5部リーグに相当)に所属するチームでそれほど大きい規模のチームではありません。
そのチームのユースチームに2年間在籍したのち、2004年には同じポルトガルのボアヴィスタのユースチームへと移籍します。ボアヴィスタは2018-19シーズンにポルトガル1部リーグで8位のクラブでポルトガル国内ではそこそこ有名なクラブです。
ボアヴィスタのユースチームに加入したブルーノ・フェルナンデスは2012年まで在籍し約8年間プレーしました。
そして2012年夏からはイタリアのノヴァーラ・カルチョというチームへ活動の拠点を移します。
このチームに加入する際はユース契約での入団でしたが、ブルーノ・フェルナンデスは加入からわずか数週間で当時セリエBに所属していたトップチーム登録されます。トップチーム昇格した時のブルーノ・フェルナンデスの年齢は18歳です。
そのノヴァーラ・カルチョでのブルーノ・フェルナンデスは2012-13シーズンに23試合に出場し4ゴールを収めます。
ユースチームでの出場数、ゴール数を含めると29試合7得点と初の国外&イタリア挑戦にしてはまずまずの結果でシーズンを終えました。
そして2013年夏にはノヴァーラとの共同保有というかたちでブルーノ・フェルナンデスはウィディネーゼ・カルチョ(セリエA)へと移籍します。
ウィディネーゼに加入したブルーノ・フェルナンデスは2016年夏までの3年間在籍し、リーグ戦とカップ戦合わせて計95試合12ゴールという結果を残しています。
ちなみにウィディネーゼは2014年1月にブルーノ・フェルナンデスの保有権を全て買い取り、2014年にはウィディネーゼへの完全移籍となっています。
それから2016年夏にはセリエAのサンプドリアへと移籍します。
そのサンプドリアには2016-17シーズンの1年間のみ在籍し、リーグ戦とカップ戦を合わせて35試合に出場、5ゴールをあげています。
サンプドリアでの活躍を受け、ブルーノ・フェルナンデスは2017年6月にポルトガルの強豪・スポルティングCPへの移籍が決まります。
スポルティングCPでは2017-18シーズン、2018-19シーズンとレギュラーで活躍し、2シーズン合計で108試合48ゴールと驚異的な記録を収めています。
スポルティングCPでの活躍を受け、2020年1月にはイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定。
マンチェスター・ユナイテッドでは加入後即座に結果を残し、スールシャール監督の信頼を勝ち取っています。
ブルーノ・フェルナンデスのポジション
ブルーノ・フェルナンデスがプレーするポジションはインサイドハーフやトップ下が多いです。
スポルティングCPは試合によってフォーメンションを変えることもありますが、基本4-3-3のフォーメーションで戦うことが多いようです。
ちなみに4-3-3のフォーメーションのときのブルーノ・フェルナンデスは左のインサイドハーフで起用されることが多いです。
ブルーノ・フェルナンデスのプレースタイル
・チャンスメイク
・決定力
以下からはブルーノ・フェルナンデスのプレースタイル、ストロングポイントを1つずつ解説していきます。
チャンスメイク
決定機を演出するプレーはブルーノ・フェルナンデスの1つの武器です。
例えば味方の相手選手の背後を取る動きに合わせるスルーパスやロブパス、敵陣ペナルティーエリア前でボールを左右に動かし味方選手の得点をアシストできます。
また、サイドに流れてボールを受けたり、持ち上がってゴール前にいる選手へのクロス、パスで得点を演出するシーンも見られます。
さらに相手のタックルを細かいタッチのドリブルでかわしたり、相手選手に対して後ろ向きにボールを受けそこからの素早い反転でプレスをかわし一気に敵陣まで持ち上がります。
ブルーノ・フェルナンデスはパスはもちろんドリブルも上手いため守備側は対応が難しい選手です。
決定力
決定力の高さもブルーノ・フェルナンデスのプレースタイルを語る上で欠かせない要素です。
特にボックス外からのシュートを武器としていて、遠目からもゴール隅に強烈なシュートを蹴れます。
スポルティングCPではフリーキックを任されており、キーパーが届かない絶妙なコースに直接ゴールを決めるシーンが見られます。
また、バイタルエリアでボールを受け中央の味方選手とのコンビネーションで相手選手を抜き去りキーパーと1対1の状況を作ったり、2列目から前線に飛び出し相手ディフェンダーの背後を取る動きが見られます。
キーパーと1対1の状況ではループシュートやゴール隅へのシュートで得点を奪ったり、近くに味方選手がいればその選手へのパスで得点をアシストしたりと様々な選択肢を持っている選手です。
ゴール前で味方のシュートのこぼれ球を押し込んだりサイドからのパスやクロスに合わせるゴールも見られ、ゴールへの嗅覚にも優れたプレイヤーです。
まとめ
今回はブルーノ・フェルナンデス特集ということで生い立ちやポジション、プレースタイルを解説しましたがいかがでしたでしょうか。
2020年1月にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決まったブルーノ・フェルナンデスですが、ここに来るまでは地元ユースチームを渡り歩き、イタリアでの5年間の下積みを経験しています。
2017年に故郷であるポルトガルへ帰還してからは、異常なスピードでゴールを積み上げ、2018-19シーズンは飛躍の年となりました。
プレースタイルについては持ち前のキック精度を活かしたパスやシュートで得点につながるプレーを得意とします。
マンチェスター・ユナイテッド移籍後のブルーノ・フェルナンデスは加入後即座に結果を残しているようで、今後の活躍が楽しみな選手です。