今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
ニューカッスル・ユナイテッドに所属するジョエリントンです。
2018-19シーズンにTSG1899ホッフェンハイムでブレイクした選手で、2019年7月にはクラブレコードを更新する移籍金でニューカッスル・ユナイテッドへの加入が決定。まだ20代前半と若く、今後が楽しみなブラジル人フォワードです。
今回はそんなジョエリントンの経歴やポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
ジョエリントンのプロフィール
名前:ジョエリントン・カッシオ・アポリナリオ・デ・リラ
生年月日:1996年8月14日
国籍:ブラジル
チーム:ニューカッスル・ユナイテッド(背番号9)
身長:186cm
体重:81kg
利き足:右
ポジション:フォワード
1996年生まれの現在23歳です(2019年時点)。
ニューカッスル・ユナイテッドでは9番をつけてプレーしていますが、ホッフェンハイムでは34番をつけてプレーしていました。
ニューカッスル・ユナイテッドの公式サイトでは身長186cm、体重81kgと発表されていて大柄なプレイヤーであることが分かります。
経歴
ジョエリントンはブラジルのペルナンブーコ州アリアンツァという地域で生まれ、ブラジル人の両親のもとで成長しました。
現在(2019年時点)は1人の息子がいるパパのようです。
そんなジョエリントンは2010年にペルナンブーコ州レシフェに本拠地を置くスポルチ・レシフェというクラブの下部組織に加入します。ちなみに2019シーズンのスポルチ・レシフェはブラジル2部リーグに所属するクラブでここ数シーズンは1部と2部リーグを行き来しているクラブのようです。
そのスポルチ・レシフェではアンダーカテゴリーを順調に駆け上がり、2014年3月のコパ・ド・ノルデステ(ブラジルのカップ戦)サンタクルスFC戦でトップチームデビューを果たします。
翌シーズン(2015)には出場機会が増え始め、公式戦29試合に出場5ゴールをマーク。途中出場や途中交代の試合が多かったもののまずまずの結果を残します。
そして2015年6月(当時18歳)には将来性を見込んだドイツ・ブンデスリーガ1部リーグのTSG1899ホッフェンハイムが完全移籍での獲得を発表します。
しかし、ホッフェンハイムでは出場機会に恵まれず、2016年6月にはオーストラリア1部リーグの強豪ラピード・ウィーンへのレンタル加入が決定。
そのラピード・ウィーンでは加入初年度から公式戦48試合に出場、13ゴール7アシストをマーク。翌シーズン(2017-18)にも30試合以上に出場するなど印象的な活躍を収めます。
2018-19シーズンにはレンタル元のホッフェンハイムに戻り、ここでも印象的な活躍を見せます。結果としては公式戦35試合に出場し11ゴール9アシストをマーク。20得点に関与し、チームでも欠かせない存在になっていました。
ホッフェンハイムでの活躍を受け、2019年7月にはイングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドFCへの移籍が決定。
移籍金は3500万ポンドとされていて、クラブレコードを上回る金額だったそうです。この移籍金の高さからもニューカッスルの期待の高さが伺えます。
ポジション
2018-19シーズンのホッフェンハイムでは「3-5-2」のフォーメーションで戦う試合が多かったようです。
その中でジョエリントンは主にセンターフォワードで起用されていました。ツートップの相方がサライの場合は右で起用され、ベルフォディルの場合は左で起用されていたようです。
またフォーメーションによっては左右のウイングや2シャドーの一角で起用されることもあり、攻撃的なポジションであればどこでもプレー可能な選手です。
プレースタイル
・ドリブル
・決定力
・フィジカル&高さ
以下ではジョエリントンのストロングポイントを1つずつ解説していきます。
ドリブル
スピードや足元の上手さを活かしたドリブルはジョエリントンの武器です。
ボールを持ちながらもスピードを落とさず、相手選手の間を切り裂くドリブルが見られます。また前にスペースがあれば大きいタッチのドリブルで全速力で駆け上がり、1人で持ち上がれる選手です。
さらに細かいタッチのドリブルでタックルをかわしたり、キックフェイントを織り交ぜたドリブルで相手を交わす場面が見られ、ボックス内では相手に脅威を与えます。
スピードだけでなくテクニックも兼ね備え、相手選手もファウルで止めざるを得ないといった状況が見られます。
決定力
チャンスがあればボックス外からもシュートを打ってきます。そのシュートの精度が高く、ゴール隅に強烈なシュートが打てる選手です。
またキーパーと1対1の状況でも落ち着いてシュートをゴール隅に蹴ったり、コースがない場合はキーパーの股下を通して得点を決めます。
さらに空いたスペースに走り込だり、ボックス内でフリーになるポジションを取ってボールを受け、得点を決めるシーンも見られます。ボックス内での効果的なアクションやポジショニングで得点に関与できるプレイヤーです。
フィジカル&高さ
後方からのロングボールを前線で収め、攻撃の起点を作れます。例えば相手ディフェンダーを背負いながらも崩れずにボールを収め、ターンしてドリブルで持ち上がったり、ボールをキープしたり。
そして相手選手を引き付けた後、空いたスペースに味方選手が走り込み、その味方選手へのパスでチャンスを演出するシーンも見られます。
また186cmの高さもジョエリントンの武器です。味方のクロスをゴール前で合わせ得点を決めたり、セットプレーではターゲットとなります。
水準以上ジャンプ力もあり、敵陣のボックス内では相手の脅威となる選手です。
まとめ
今回はジョエリントン特集ということで経歴やポジション、プレースタイルを解説しましたがいかがでしたでしょうか。
ブラジルのスポルチ・レシフェというクラブの下部組織出身で、その後ラピード・ウィーンで経験を積みホッフェンハイムでブレイクを果たしました。
フィジカルを活かしたプレーを得意としており、決定力も兼ね備えたプレイヤーです。また大柄な選手ではありますがドリブルテクニックも優れ、2019-20シーズンからニューカッスルユナイテッドでの活躍が期待されます。