今回は紹介するのはアーセナルに所属する元ブラジル代表DFのダビド・ルイスです。
チェルシーでは2018-19シーズン、サッリ監督のもとでセンターバックのレギュラーを勝ち取り公式戦50試合に出場。
守備の要として、また攻撃面でも素晴らしい活躍を見せていました。
2019年8月にはアーセナルFCへの移籍が決まり注目を集めました。
今回はそんなダビド・ルイスの特集記事ということで、ダビド・ルイスの生い立ちやポジション、プレースタイルなどを解説していきます。
興味がある方はチェックしてみてください。
ダビド・ルイスのプロフィール
名前:ダビド・ルイス・モレイラ・マリーニョ
生年月日:1987年4月22日
国籍:ブラジル&ポルトガル
チーム:チェルシー(背番号30)
身長:189cm
体重:85kg
利き足:右
ポジション:ディフェンダー
ダビド・ルイスは1987年生まれで現在32歳(2019年5月時点)の選手です。
生まれはブラジルですが、ポルトガルの国籍も有しています。
ですので、代表ではブラジルとポルトガルの2つから選択できるわけですが、ダビド・ルイスは母国のブラジル代表を選択しています。
背番号については所属クラブのチェルシーでは30番を背負っていますが、以前所属していたパリ・サンジェルマンでは32番、その前にいたチェルシーでは4番とチームごとに異なる番号を選択しています。
移籍するごとに毎回空いている背番号を選ぶという各選手への配慮からダビド・ルイスの人柄の良さを感じます。
身長は189cmで体重は85kgと大柄でセンターバック向きの体格と言えるでしょう。
ダビド・ルイスの生い立ち&キャリア
ダビド・ルイスの生い立ちとプロキャリアについては別記事で詳しくまとめていますので、興味がある方はチェックしてみてください。
この記事ではダビド・ルイスの生い立ちとプロキャリアを簡単に振り返っていきます。それでは早速、生い立ちから確認していきましょう。
ダビド・ルイスは1987年4月22日にブラジルサンパウロ州のディアデマという地域で生まれました。
ディアデマは、サンパウロの中心地から17Kmほど離れたところにあり、工業や医療が発達している地域なのだそう。
このような地域で生まれ育ったダビド・ルイスは幼少期からサッカーを始め、1999年にはサンパウロFCのユースチームに加入します。
その後、ダビド・ルイスはECヴィトーリア(2019シーズンはブラジル2部リーグ)のユースチームへと拠点を移します。
ヴィトーリアではアンダーカテゴリーを順調に駆け上がり、2005年にはトップチームデビューを果たします。
それからヴィトーリアはダビド・ルイスの活躍もあり2006年にブラジル2部リーグへと昇格を決めます。
2006-07シーズンにはポルトガルの強豪SLベンフィカへの移籍が決まります。
ダビド・ルイスはベンフィカに約4年間在籍しました。
ベンフィカでのダビド・ルイスは在籍3年目の2008-09シーズンからは出場機会が与えられるようになり、4年目のシーズン(2009-10)には主力として49試合に出場3ゴールをマークしています。
ベンフィカでの活躍が認められ2011年1月にはプレミアリーグのチェルシーFCへの加入が決まります。
チェルシーには約3年半在籍し、143試合に出場12ゴールをマーク。
特に2012-13シーズンは57試合出場7ゴールを記録するなどプロキャリアで最も飛躍したシーズンになっています。
しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督がチェルシーに復帰した2013-14シーズンは出場機会が大幅に減少し公式戦34試合出場と前年の出場試合数(57試合)を大きく下回ります。
この起用方針に不満があったダビド・ルイスは、2014年5月にパリ・サンジェルマンへと移籍金4000万ポンドで完全移籍を果たします。
パリ・サンジェルマン移籍後のダビド・ルイスはセンターバックのレギュラーとして加入初年度から好成績を収めます(45試合5ゴール)。
ダビド・ルイスはその後もう1シーズンをパリ・サンジェルマンでプレーし、在籍約2年間で89試合8ゴールをマーク。
それからダビド・ルイスはモウリーニョ監督が解任された2016-17シーズンのチェルシーで復帰を果たしました。
チェルシー復帰後のダビド・ルイスはコンテ監督との衝突があったりもしましたが、2018-19シーズンにサッリ監督のもとで公式戦50試合に出場。
以前としてハイパフォーマンスを続けています。
しかし2019年8月、新指揮官に就任したフランク・ランパードの起用方針を不満に思ったダビド・ルイスはライバルクラブのアーセナルFCへの移籍を決断。
出場機会を保障されるクラブでプレーしたいというダビド・ルイスの思いとセンターバック不足に喘ぐアーセナルで利害が一致すたことから成立した移籍となりました。
ダビド・ルイスのポジション
ダビド・ルイスは主にセンターバックでプレーしますが、守備的ミットフィルダーのポジションもこなせる選手です。
この後のプレースタイルでも解説していきますが、ダビド・ルイスはセンターバックながら攻撃的な一面もある選手ですので、守備を重視する監督にはあまり好まれないスタイルなのだと思います。
そういった部分でジョゼ・モウリーニョは監督は守備的ミットフィルダーのポジションで起用していたのでしょう。
ダビド・ルイスのプレースタイル
ダビド・ルイスのプレースタイル、ストロングポイントについて下にまとめました。
・空中戦の強さ
・キック精度の高さ
・守備の予測&強度の高さ
以下ではダビド・ルイスのプレースタイルやストロングポイントを1つずつ解説していきます。
空中戦の強さ
189cmの高さとジャンプ力をうまく使った空中戦の強さはダビド・ルイスの強みの1つです。
2018-19シーズンにダビド・ルイスがあげた3得点は3つともコーナーキックからのヘディングで合わせたゴールです。
自チームのコーナーキックの際は相手に脅威を与えます。
また、守備面でも同様です。
相手のセットプレーやクロスボールなどにはヘディングでクリアしてゴールを未然に防いでくれます。
キック精度の高さ
ダビド・ルイスはチェルシーでフリーキックを任されるくらいの高いキック精度を持った選手です。
フリーキックでは無回転のボールであったり、縦回転のボールなど様々な種類のフリーキックが蹴れます。
また、サッリ監督のもとでは前線へ抜け出す選手へのロングスルーパスで得点の起点となる働きも担っていました。
サッリ監督のナポリ時代はアンカーのジョルジーニョがやっていたプレーですね。
2018-19シーズンはジョルジーニョにマンマークを付けられる試合が多く、なかなかそういったプレーができなかったためダビド・ルイスが代わりにやっていたという感じです。
この攻撃から2ゴールが生まれ、ダビド・ルイスは今季プレミアリーグで2アシストを記録しています。
守備の予測&強度
ダビド・ルイスはセンターバックのプレイヤーですので、当然のことながら守備能力も非常に高いです。
サイドバック裏の空いたスペースへの対応、ゴール前でのシュートコースを切りながら行う守備など場合に応じて最適なプレーをします。
フリーキックやロングパス、ヘディングシュートなどどうしても攻撃面に目が行きがちですが、守備でも安定したパフォーマンスを見せているのでダビド・ルイスの守備に注目して見るのも面白いかもしれません。
まとめ
今回はダビド・ルイス特集ということで経歴やポジション、プレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
ダビド・ルイスはこれまでブラジル、ポルトガル、イングランド、フランスでプレーしてきたベテランの選手です。
まだ現役のプレイヤーですが、数々のタイトルを獲得し一時代を築いた名選手と言えるでしょう。
プレースタイルについては空中戦、守備ではもちろん、ビルドアップ能力にも長けた選手で、攻守での活躍が見られる選手です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。