今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
ポルティモネンセ&日本代表の安西幸輝です。
鹿島アントラーズでは左サイドバックのレギュラーとしてAFCチャンピオンズリーグ優勝を経験(2018シーズン)。鹿島での活躍を受け、2019年7月にはポルティモネンセへの移籍が決まりました。2019年3月にはフル代表にも選出され今後が楽しみな選手です。
今回はそんな安西幸輝の経歴やポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
安西幸輝のプロフィール
名前:安西幸輝(あんざい こうき)
生年月日:1995年5月31日
出身地:埼玉県川口市
チーム:ポルティモネンセSC(背番号22)
身長:172cm
体重:64kg
利き足:右
ポジション:ディフェンダー
1995年生まれの現在24歳です(2019年時点)。鹿島アントラーズの公式サイトでは出身地が兵庫県とされていますが、小学校、中学校と埼玉県川口市のところに通っていたようです。
背番号は鹿島アントラーズで22番を、ポルティモネンセでも22番をつけています。
身長は172cmで体重は64kgと欧州では小柄な部類に入ります。
経歴
安西幸輝は埼玉県川口市で生まれています。出身地については先ほども紹介したように、鹿島アントラーズの公式サイトでは「兵庫県」と表記されています。しかし、小・中学生の頃は埼玉県川口市の学校に通っていますので、もしかしたら生まれは兵庫でのちに埼玉に引っ越したのではないかということも考えられます。
そんな安西幸輝は2002年に戸塚FCという地元のチームでサッカーを始めました。そこでは優れたプレーを見せていたようで、2005年には東京ヴェルディユースへの加入が決まります。
東京ヴェルディユースと言いますと日本代表プレイヤーを多く輩出している名門ユースクラブです。有名どころですと中島翔哉、畠中槙之輔、小林祐希などがいます。
東京ヴェルディユース#中島翔哉#安西幸輝#畠中槙之輔#小林祐希https://t.co/sAEVvQWiQv
— やす (@gakuseiaffili7) September 24, 2019
東京ヴェルディユースでは元日本代表の都並敏史監督のもとでプレーしていて、当時から安西幸輝の才能を高く評価していたそうです。
東京ヴェルディユースでは順調にステップアップしていき、2014年3月(当時18歳)の松本山雅FC戦でトップチームデビューを飾ります。
トップチームデビューを果たした2014シーズンはJ2リーグで41試合に出場、2ゴール2アシストをマーク。右サイドバックのレギュラーとして多くの試合に出場しています。その後、東京ヴェルディでは3シーズン(2015、2016、2017)にわたって活躍し、右サイドバックのレギュラーとして不動の地位を確立しました。
東京ヴェルディでの活躍を受け、2017年12月に鹿島アントラーズへの移籍が決定。
鹿島アントラーズでは加入初年度(2018シーズン)から公式戦47試合に出場、3ゴール5アシストをマーク。左サイドバックのレギュラーとしてフル回転しています。
また、チームとしてはAFCチャンピオンズリーグを優勝するなど、安西幸輝は在籍1年目から素晴らしい経験を積みます。
鹿島アントラーズでの活躍を受け、2019年7月にはポルトガル1部リーグのポルティモネンセSCへの移籍が決定。
安西幸輝にとって初の海外挑戦となる2019-20シーズン。新天地のポルトガルでも活躍が期待されます。
ポジション
2019シーズンの鹿島アントラーズでは「4-4-2」のフォーメーションで戦う試合が多いようです。その中で安西幸輝は左サイドバックで起用されています。
また、東京ヴェルディでは右サイドバックや左右のウイング、ボランチも任され、ポルティモネンセでは開幕から右サイドバックで起用されています。基本的にサイドであればどこでもプレー可能な選手です。
プレースタイル
続いてはプレースタイルについてです。まずは安西幸輝の強みを確認していきましょう。
・積極的な攻撃参加
・精度の高いクロス
・安定した守備
以下からは安西幸輝のプレースタイルを1つずつ解説していきます。
積極的な攻撃参加
サイドバックではありますが、積極的な攻撃参加で得点に絡むプレーを得意としている選手です。
自チームが敵陣でボールを保持しているときは高いポジションを取り、そこからクロスやパス、シュートを打ってきます。左右どちらのサイドバックで起用されてもカットインしてシュートするシーンが見られ、利き足(右)だけでなく逆足のキック精度も高いです。
また、ボールを持っている味方選手の横を的確なタイミングでオーバーラップしてボールをもらい、ボックス内の味方選手に横パスを通すシーンも見られます。チャンスがあれば積極的に前に出て行き得点に絡むプレーができるサイドバックです。
さらに自陣でボールを奪ってからの守から攻への切り替えが速く、カウンター攻撃では自ら持ち上がって得点を決めれます。足が速いため、スペースを与えてしまうと相手選手も難しい対応に追われます。
精度の高いクロス
先ほども紹介したように利き足のキック精度だけでなく左足も上手く使える選手です。そのため左右両方のサイドバックで起用されても精度の高いクロスをボックス内に出せます。
左サイドでは深い位置まで駆け上がって左足のクロスを打ったり、右足のインスイングのクロスを低めの位置から打ってきたり。
スピードや高さをボックス内にいる選手に合わせて供給するため質が高く、鹿島アントラーズ時代は安西幸輝のクロスから得点が生まれるシーンが多々見られました。
安定した守備
攻撃だけではなく守備でも貢献度の高い選手です。
相手選手がスピード勝負を仕掛けてきた際には素早い対応を見せ、突破させずにスライディングでボールを奪ったり外に出したりできます。
また、1対1の状況では裏をとらせないよう慎重に守り、タイミングを計ってボールに足を伸ばします。裏をとらせず相手の動きに合わせて素早く対応できるプレイヤーです
さらに相手選手がボックス内に入ってきてシュートチャンスとなった場合、体を投げ出してシュートをブロックします。献身的な一面もあり、決定的なシーンも防いでくれます。
まとめ
今回は安西幸輝特集ということで経歴やポジション、プレースタイルを解説しましたがいかがでしたでしょうか。
安西幸輝は名門、東京ヴェルディユース出身でプロデビューしたのも東京ヴェルディ。ヴェルディでは高校卒業後すぐにレギュラーに定着し、2014から2017シーズンまでの4年間レギュラーで活躍し続けます。その後は鹿島アントラーズに加入し、在籍1シーズン目からAFCチャンピオンズリーグ優勝に貢献するなど大舞台を経験しました。
そして2019年7月には初の海外挑戦ということでポルティモネンセSCへの加入が決定。今後の活躍が期待される選手です。