今回紹介するのはこちらのプレイヤー。
FCバルセロナBに所属する安部裕葵です。
鹿島アントラーズでは2019シーズンから背番号10をつけ、J1リーグで14試合に出場、1ゴール1アシストをマーク。また、コパ・アメリカ2019ではA代表デビューを果たした注目の若手有望株です。
今回はそんな安部裕葵の経歴やポジション、プレースタイルを解説していきます。興味がある方はチェックしてみてください。
安部裕葵のプロフィール
名前:安部裕葵(あべ ひろき)
生年月日:1999年1月28日
出身地:東京都
チーム:FCバルセロナB(背番号12)
身長:171cm
体重:65kg
利き足:右
ポジション:フォワード
1999年生まれの現在20歳です(2019年時点)。
背番号はFCバルセロナBで12番をつけています。
身長は171cmで体重は65kgと、欧州では小柄な体格をしています。
経歴
安部裕葵は東京都で生まれています。両親と1人の兄がいる家庭で育ちました。
兄が東京都北区の城北アスカFCというチームでサッカーをやっていたことから、安部裕葵も同じチームでサッカーを始めています。
その後、中学生になって帝京FCジュニアユースに加入します。ちなみに『帝京FCジュニアユース』は現在『S.T.FOOTBALL CLUB』という名前になっていて、このチームはあの本田圭佑が手掛けるジュニアユースチームなのだとか。
HONDA ESTILOグループ傘下出身の安部裕葵が鹿島入団内定「いつか本田を超えたい」https://t.co/rOUv8MA8hE pic.twitter.com/MTosLWXsIz
— サッカーキング (@SoccerKingJP) September 23, 2016
その帝京FCジュニアユースで3年間プレーした後、高校は広島県にある瀬戸内高校に進学します。中学生の安部裕葵には瀬戸内高校からは声がかかっていて、他にも2つの高校から声がかかっていたようです。
安部裕葵は両親に瀬戸内高校への進学を反対されていたようですが、「自分の力で生きていきたい」という理由で親の反対を押し切り、東京から離れた広島での寮生活が始まります。
また、安部裕葵が高校3年生になる頃、広島県でインターハイが開催されることが決まっていて、開催地は2校出場できるからという理由で瀬戸内高校を選んだのもあったようです。策略家ですね。
#安部裕葵 #FCバルセロナ
自分の意見が通らないことに対して嫌気がさしていた安部裕葵は地元東京から離れた瀬戸内高校で寮生活をすることに。
また、高校3年時にインターハイが広島で開催されることを知っていたことからインハイを目指すには最適な環境と判断したのだそう。https://t.co/AEnjKjiZTe— やす (@gakuseiaffili7) September 16, 2019
その後、瀬戸内高校では高校3年生でインターハイに出場し、そこでベスト8に進出。安部裕葵は3得点をマークし、大会優秀選手に選出されました。
瀬戸内高校での活躍を受け、2017年には鹿島アントラーズへの加入が決定。2017年4月の大宮アルディージャ戦ではJ1リーグデビューを果たします。
結局、2017シーズンは公式戦17試合に出場、4ゴール2アシストをマーク。翌シーズン(2018)には出場機会が大幅に増え、公式戦37試合に出場、4ゴール3アシストをマークします。
鹿島アントラーズでは10代ながらコンスタントに出場機会が与えられ、2019シーズンからの安部裕葵は背番号10をつけてプレーすることとなりました。
ちなみに10番はあのジーコも背負った番号ということで、クラブ側からの期待の大きさもうかがえます。
そして2019年はシーズン途中まで、公式戦25試合に出場、2ゴール2アシストをマーク。得点への関与は少ないものの安部裕葵への評価は高く、2019年6月のコパ・アメリカ2019のチリ戦でA代表デビューを果たしています。
鹿島アントラーズでの活躍を受け、2019年7月にはFCバルセロナBへの移籍が決定しました。
安部裕葵はFCバルセロナB加入後トップチームのトレーニングに参加し、プレシーズンマッチ(3部リーグ)では初ゴールをマークするなど順調な滑り出しを見せています。
ポジション
2019シーズンの鹿島アントラーズでは「4-4-2」のフォーメーションで戦う試合が多かったようです。
その中で安部裕葵は主に左インサイドハーフで起用されていました。また、右インサイドハーフで起用される試合もたまにあり、左右の前目のポジションでプレー可能です。
プレースタイル
・キレのあるドリブル
・チャンスメイク&得点力
以下からは安部裕葵のプレースタイルを1つずつ詳しく解説していきます。
キレのあるドリブル
ドリブルは安部裕葵の一番の強みといっても過言ではありません。狭いスペースでも足元のテクニックと俊敏な動きで相手選手を突破していきます。
例えば相手選手に囲まれた場面でも細かいタッチのドリブルでボールをキープし、わずかなスペースを見つけて相手選手の間を切り裂いたり、タッチライン際ギリギリを攻めます。また、相手選手のタックルをかわすシーンも見られ、とっさのプレーもレベルが高いです。
さらに止まった状態から動き出しの2~3歩で相手選手を抜き去ることができ、キックフェイントや素早い切り返しから相手選手をはがしたりもできます。安部裕葵のキレのある動きに騙されるプレイヤーも少なくありません。
ボールを持ったときに何か可能性を感じる選手です。
チャンスメイク&得点力
チャンスメイクや得点能力にもそれなりに長けたプレイヤーです。
チャンスメイクという部分ではドリブルで左サイドの深い位置まで切り込みゴール前の味方選手にパスを出したり、味方とのコンビネーションでサイド・中央を崩すシーンが見られます。
また、ドリブルで仕掛ける際にファウルで止められることも少なくなく、ボックス内外の良い位置でセットプレーを得られます。
さらに、左サイドからのカットインシュートやミドルシュートなどで得点を奪える選手です。相手キーパーとの1対1の場面でも落ち着いてループシュートを決めたり、ゴール向かって左斜めの位置から内側に巻く右足のシュートも精度が高いです。
鹿島アントラーズ在籍時代の得点数やアシスト数はそれほど多くありませんが、バルセロナでの成長に期待がかかります。
まとめ
今回は安部裕葵特集ということで経歴やポジション、プレースタイルを解説しましたがいかがでしたでしょうか。
もともと小学、中学時代は注目されていたわけではありませんでしたが、瀬戸内高校で出場したインターハイで3ゴールをマークし、優秀選手賞を受賞した安部裕葵。それをきっかけに鹿島アントラーズから声がかかり、鹿島アントラーズへの入団が決定。鹿島では加入初年度からコンスタントに出場機会が与えられ、2019年7月にはFCバルセロナBへの加入が決定しました。
FCバルセロナではBチームからのスタートとなりますが、トップチーム昇格に期待がかかります。