今回紹介するのはチェルシーに所属する元スペイン代表のペドロ・ロドリゲスです。
2018-19シーズンのペドロ・ロドリゲスはサッリ監督のもとで52試合に出場し、14ゴール5アシストをマークする活躍を収めました。
ヨーロッパリーグ決勝でも1ゴールをあげ、チェルシーの優勝に大きく貢献しています。
今回はそんなペドロの生い立ちやポジション、プレースタイルを解説しています。興味がある方はチェックしてみてください。
ペドロ・ロドリゲスのプロフィール
名前:ペドロ・エリエセル・ロドリゲス・レデスマ
生年月日:1987年7月28日
国籍:スペイン
チーム:チェルシー(背番号11)
身長:169cm
体重:65kg
利き足:右
ポジション:フォワード
ペドロは1987年生まれの現在31歳(2019年6月時点)です。
ぺドロはチェルシー加入当初、背番号17をつけていましたが、2016-17シーズンからはクラブのレジェンドであるドログバが着用していた背番号11に変更しています。
身長は169cmと小柄な体格の選手です。
ペドロ・ロドリゲスの生い立ち&プロキャリア

ペドロはスペインのサンタ・クルス・デ・テネリフェという地域で生まれ育ちました。
サンタ・クルス・デ・テネリフェはテネリフェ島という島にある地域で、冬季は雨が降るものの基本的に乾燥した気候の地域なのだとか。
このような地域で生まれ育ったペドロですが、ユース時代はスペイン3部リーグに属していたサン・イシドロというチームの下部組織でプレーしています。
ペドロはサン・イシドロで1シーズンプレーした後、2004年に幼少期からのファンであったバルセロナの下部組織に加入。
それからバルセロナCで2シーズンプレーし中心選手として活躍しましたが、2006-07シーズンにバルセロナBがスペイン3部から4部リーグに降格したのを受け、バルセロナCが消滅してしまいます。
そのためペドロのようなバルセロナCでプレーしていた選手たちは新天地を探すこととなります。
ペドロも新天地を探す1人でしたが、新たにバルセロナBの監督に就任したペップ・グアルディオラの希望でペドロのバルセロナB昇格が決まります。
バルセロナBでのペドロは順調に結果を残し続け、2007-08シーズンにはトップチームデビューを果たします。
続く2008-09シーズンにはバルセロナBの頃の監督であったペップ・グアルディオラがトップチームの監督に就任し、トップチームでの出場が増えます。
ペップ・バルサ2年目の2009-10シーズンには中心選手として52試合に出場し、23ゴールをマーク。
それからというものの、2014-15シーズンまでの6シーズンは全てのシーズンにおいて45試合以上出場2桁得点を記録しています。
しかし、2015-16シーズンにはルイス・スアレス、ネイマールの台頭によりペドロがバルセロナの中心選手ではなくなり、移籍金3000万ユーロ(+300万ユーロ)でイングランドの強豪チェルシーへの移籍が決定します。
チェルシー加入初年度のペドロは公式戦40試合に出場し、8ゴールをマーク。
途中出場や途中交代の試合が多かったものの、1シーズンを通して安定したパフォーマンスを見せました。
それからチェルシーでのペドロは2015年から2019年(現在)まで40試合以上に出場し続け、2018-19シーズンはサッリ監督のもとヨーロッパリーグを制覇しています。
これにより、現在獲得できる主要な国際大会(ワールドカップ、クラブワールドカップ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグなど)のタイトルをすべて獲得した初の選手となりました。
ペドロのポジション
ペドロは主に左右のウイングで起用されるプレイヤーです。
2018-19シーズンのサッリ・チェルシーでのペドロは4-3-3の右ウイングでの起用が多かったです。

また、コンテが指揮を執っていた頃のチェルシーではウイングバックで起用された経験もあります。
ペドロのプレースタイル
ペドロのプレースタイル、ストロングポイントは以下の通りです。
・ドリブル
・オフザボールの動き
それでは以下からペドロのプレースタイル、ストロングポイントをを1つずつ解説していきます。
ドリブル
ペドロはドリブルが持ち味のプレイヤーです。
重心移動で相手を崩す動きや足元の上手さはプレミアリーグの中でもトップレベルです。
また、サイドからカットインしてのシュートやパス、サイドの深い位置まで上がってクロスボールをあげたりとドリブルから様々な展開に移行できます。
ドリブルの上手さを活かしたチャンスメイクもペドロの1つの武器です。
オフザボールの動き
ボールを持っていないときの動きもペドロのプレースタイルを語る上で欠かせないポイントです。
特に2018-19シーズンはディフェンスラインとの駆け引きの上手さが際立っていました。

上の画像のようにダビド・ルイスやジョルジーニョがディフェンスラインの背後にロングボールを蹴りだし、それと同時にペドロがディフェンスラインを抜け出し相手ディフェンダーを置き去りにします。
相手の視角をつく巧みな動き出しができるため、ディフェンス陣も対応が難しい選手です。
まとめ
今回はペドロ特集ということで生い立ちやポジション、プレースタイルなどいろいろまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
幼少期からのバルセロナファンであったペドロですが、バルセロナでは年々序列が下がってしまい、2015-16シーズンからはチェルシーで新たなキャリアを歩み始めます。
チェルシーでのペドロは素晴らしいパフォーマンスを発揮していて、2018-19シーズンはヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献しました。
プレースタイルについてはドリブルやオフザボールの動きが素晴らしい選手で、ポゼッションサッカーを好む監督にはピッタリの人材だといえます。
現在ペドロは30代に突入しベテランの域に入っている選手ではありますが、今後も活躍を期待選手です。



